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イビサ在住者から送る「イビサからの風:中世の祭り」

今岡 史江

今岡 史江

スペイン特派員

更新日
2017年5月16日
公開日
2017年5月16日
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5月第2週、金曜・土曜・日曜日にイビサ島一番のお祭り、中世の祭りが催されました。(地球の歩き方ブログ「中世にタイムスリップ」3月9日もご覧下さい)

年によって木曜日に始まったり、金曜日に始まったり。今年は木曜日から始まっていました。

このお祭りは1999年に島の4か所が世界遺産に指定されたのを記念して始まりました。もう今年で18年目!島民も毎年楽しみにしている自慢のお祭りです。城壁の中とその周囲に市がたち、子供達用の遊具が置かれます。お店の人は中世の頃の衣装を纏い、工芸品の作り方を見せてくれたりします。

笑顔の素敵なインフォメーションのお姉さん。

今でもイビサの工芸品として籠や靴や扇子や帽子など購入できます。

正門です。城壁が着飾れていてとっても綺麗。特別な日はこんな感じだったのかな。

門の上にはこの城壁を築いたフィリップ2世の紋章が掲げられています。とても綺麗なので注目を。

門をくぐると毎年お馴染みの鍛冶屋さんがいました。

鍛冶屋さんと石工屋さん。石工屋さんは置いてあった彫刻作品より、もっと大作、柱や壁の装飾をしていたそうです。

この人達のお蔭で一気に中世の世界にタイムスリップです。

彼らがお祭りを盛り上げます。

気になる「食べ物」です。お肉の炭焼き、丸焼き、パエリア、たこのガリシア風、フライドポテト、クレープ、ケーキ、パンにチョコレート、オリーブを初めとするピクルス類にお菓子やアイスクリーム等々

アラブの「食べ物」。ケバブ、クスクス、ナゲット、ファラフェル、バコラ、アラブのお菓子やお茶等々

普段食べないものがあって楽しいです。

色んなお店を覗きながら歩くのはワクワクします。

タロット占いのおじさんがいたり、真ん中は今なお残っている一番古い時期の壁。右は昔の税務署の中庭。

お店が沢山あって1日では満足できず、当初はお祭りの間2日間行ったり3日とも行ったりしました。

香りの石鹸や香りのバラの花、オリーブの木製の食器、色々な革製品にパワーストーンを見ると、ヨーロッパらしいなぁと思ったり。

今年はアラブの瀬戸物の中から、塩や砂糖をいれる容器を買いました。蓋つきの湯飲みとして使おうと思って。アラブ文化と日本文化の融合ですね!

<歩き方のお薦め>

正門(中央の黒矢印)から市役所(ピンク色のPlaça de Espanya)まで上がり、その正面にあるトンネルを抜けて城壁の裏側(Es Soto)へ抜け、裏口(WC側の矢印)から少し上ると大聖堂の裏側に出ます。Baluard de Sant Bernatからの景色を楽しんで、大聖堂前広場(水色のPlaça de la Catedral)から下まで歩いていきます。市役所まで戻ってきたら今度はBaluard de Santa Llucia からBaluard de Sant Joan を通ってBaluard de Sant Pereまで行き、西門(左の矢印)を通ってParc de la Reina Sofiaに抜けると、ほぼ全ての催し物を見ることができます。

世界遺産を満喫できるお祭りです。

私一人で楽しむのはもったいない。皆さまのお越しをお待ちしております。

「イビサ 中世の祭り」Eivissa Medieval(イビサ・メディアバル)

日にち: 5月第2週 金曜・土曜・日曜日(年によって木曜日から)

時間: 初日 18-23h

その後 10-15h、17-23h

空港からの行き方:

L10番のバスに乗り、街の中に入ってきたと思ったら降りる心構えを。

その通り(Avenida de Espanya)の一番奥のバス停、バラ・デ・レイ(Vara de Rey)で降りるとインフォメーションがあります。お祭りの時だけ、そこからエス・ソートー(Es Soto)までバスが出るので、Es Sotoまで上がってしまい、Baluard de Sant Bernatから降りてくるということもできます。

イビサの風: fumie@ibiza-sekaiisan.com

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