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旅の醍醐味のひとつ・・・Mangiare (マンジャーレ)= 食べる!
近ごろでは " グルメ旅 "なんて言葉も珍しくない時代になりましたね。
美食の宝庫ピエモンテ州というくらいですからこちらへお越しの際には食べて頂きたい郷土料理がたくさんあります☆
まずは、州名 ピエモンテの由来を。ピエ(ふもと)モンテ(山)= "山のふもと"となります。
山の麓というだけあり放牧・農業が盛んです。言わずと知れた赤ワイン、白トリュフ、ヘーゼルナッツの名産地。パスタのイメージが強いイタリアですが、ピエモンテ州は、お米の産地でもあります。湖はあるのですが海には面していないので魚料理となると基本的には、新鮮な魚というよりは保存のきく バッカラ(干しだら)やアンチョビを使った料理になります。今でこそ何でも手に入る時代になりましたが、イタリアの20州が別々の国であった時代から食されている先人の知恵と努力が実を結び、そして生みだされたピエモンテ郷土料理の連載もしていきますね。
まずはアンティパスト(前菜)から。
ピエモンテ州では、冷製から温製に至るまでアンティパストのバラエティーも豊かです。
その中でも先人の知恵が詰まった逸品といえば・・・
Vitello Tonnato(ヴィテッロ トンナート)
簡単に言えば、仔牛肉のツナソース。当時から自慢のピエモンテ牛とその頃、貴重であったツナ・アンチョビをソースにし、肉と魚を一皿に融合させた一品です。
仔牛の Girello (ジレッロ)もしくは Rotondino(ロトンディーノ)と呼ばれる部位(尻肉)を使います。茹でて仕上げる、もしくはローストビーフのようにオーブンで焼くという2パターンがあります。ソースに関しても2タイプあり、マヨネーズを加えるタイプかそうでないタイプか。それぞれ拘りや好みにより調理されます。
そんなヴィテッロトンナートをトリノで食べるなら?
Le Vitel Etonné (レ ヴィテレトンネ)
店名がピエモンテ弁でいうところの ヴィテッロ トンナート!もちろんお店の看板商品です。
入ってすぐ左手にはオープンキッチン。
地下にはワインセラー兼テーブル席も。このお店の別の強みは中休みの時間がないのでランチタイムを逃した!と言う時にも非常に助かります。セットメニューもお得でアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェ、カッフェがついて35ユーロ!しかもメニューから好きなものが選べます。
トリノ王宮からも近い中心地にあるのでトリノ観光に組み込みやすいのも嬉しいですね。
【データ】
Le Vitel Etonné
Via San Francesco da Paola, 4, Torino
tel 011 8124621
火‐土 12.00-00.00
日 12.00-15.00
月 休