キーワードで検索
はじめまして。(な*る)と申します。
この度、『地球の歩き方』三重県の特派員ブログを担当させて頂きます。
京都・大阪→東京を経て、三重県名張市に居住して、はや二十数年。
読んで頂ける方と共に、(三重県)を丸ごと楽しんで頂けるよう、
ブログを通じての旅が出来たら、良いなぁと思っています。
時々、地元ならではのエピソード等で、脱線することもあるかと思いますが、宜しくお願い致します。
実は、三重県のブログを担当させて頂くにあたり、出発点を県庁所在地である(津)にするのか・・・
または居住している(名張)、あるいは著名なる(伊勢)・・・色々と頭に浮かんだのですが、
初回は大阪・奈良方面からのアクセス(近鉄大阪線)の入り口にあたる【赤目口】(名張市)、
次の駅【名張】にしました。
≪名張駅≫
(名張)・・・東海地区・三重県にある名張市。
古い歴史をもつ、地元ならではの文化があります。
特に旧町と呼ばれる界隈は趣のある町並みが残っています。
≪大和屋≫
この旧町を散策しながら、昔ながらの和菓子屋さんを巡るのもお勧めです。
旧町にあるお店の中には古い立派な店構えで、結納時には地元の方は
必ず持って行ったという有名な羊羹もあります。(大和屋 名張市本町55)
以前、このお店で最中を頂いたことがあります。目の前で餡(アンコ)を挟んで頂き、
パリッと焼いた香ばしい皮の間に老舗のつぶあん、出来立ての最中は本当においしかったです。
●推理小説作家・江戸川乱歩の生誕地
≪駅前にある江戸川乱歩の銅像≫
●昔ながらの城下川(名張川から引き込んだ生活水路。5月下旬から6月中旬にかけて花筏が浮かびます。)
●「ひやわい」と呼ばれる建物と建物の間にある細い路地を巡るのも
昔ながらの独特の風情を感じることが出来ます。
~~~
≪旧細川邸やなせ宿≫
●旧細川邸やなせ宿
江戸時代から明治にかけて薬商を行っていた細川家の支店として建てられた町屋。
名張市の観光交流施設になっています。
現在は日替わりシェフが創作する「ワンデイレストラン」で様々なランチを楽しむことも出来ます。
私自身はこの(旧細川邸やなせ宿)が一押しです。
初めて、この旧邸に訪れ、見学をした時のことを今も覚えています。
友人に誘われて、何気なく、特に期待もなく、見学に入った旧邸なのですが、
あっという間に気に入ってしまいました。
何が一押しなのか・・・そこには、既に亡き祖父母の家が思い浮かぶような・・・幼少の頃がよみがえるほど、
懐かしい光景が広がっていました。
台所しかり、廊下や中庭しかり・・・それは、現在の家やマンション等では見ることが出来ない、
昔ながらの生活道具などや生活様式でした。
胸の奥底に眠っている≪古き良き時代の郷愁≫とでも言えそうなセピア色の想い出・・・。
随分とマニアックな場所でもありますが、そういう訳で、この(旧細川邸やなせ宿)はお勧めのスポットです。
旧町界隈にあるので、この旧邸を中心に上記の旧町のあれこれを回ってみるのも良いかと思います。
名張市新町136
TEL 0595‐62‐7760
9:00~17:00 (ランチタイムは11:30~13:00)
休館日(月曜日、祝日の場合は翌日休み)
(名張駅から徒歩15分)
~~~
【春】
●苺狩り
●名張桜祭り(800本もの桜のトンネル)
【夏】
●名張川納涼花火大会(今年で75回目を迎える伝統行事。
近郷では最大級・約4500発の花火が夜空を彩り、屋台も出る名張川周辺で行われます。)
本年度は、7月29日(土)19:00~21:00(予定)
(荒天時は7月30日(日)に順延)
≪名張川納涼花火大会≫
●鮎釣り
≪名張川鮎釣り≫
●カブトムシ・クワガタムシ取り
ふるさと納税の返礼品で、ニュースの話題にもなった名張市の世界最大級の
カブトムシ「ヘラクレスオオカブト」と「オオクワガタ」は、市の特産品として
繁殖を成功させています。余談ですが、返礼品は応募開始から6日目で、人気殺到の為、品切れしました。
普段は、歴史ある●夏見廃寺跡や他の森林等で、普通のカブトムシやクワガタムシを採取することが出来ます。
【秋】
●名張秋祭り
●ぶどう狩り
●松茸狩り(赤目松茸)
【冬】
●1月3日より、青蓮寺湖観光村いちご狩りスタート
●2月7日・8日、八日戎
四季折々を楽しめます。
【他】
●美旗古墳群(4世紀末から6世紀前半。伊賀地方最大級の古墳群。前方後円墳等)
●観阿弥創座の地
●忍者の森
●赤目四十八滝キャンプ地
●香落渓(青蓮寺川に沿って柱状の岩肌が約8キロに渡って続く。つつじや紅葉が楽しめる。ハイキング、ドライブが楽しめる景勝地。)
≪香落渓≫
●(名張藤堂家邸跡)・・・藤堂高虎の養子・高吉の跡地。
中奥や茶室などの屋敷の一部、桃山式枯山水の庭園が残っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・etc
上記詳細は、名張市観光交流室(TEL 0595-63-7648)、
または(一社)名張市観光協会(TEL 0595-63-9087)まで、お問い合わせ下さい。
~~~
名張という土地柄は、近隣県の名古屋文化とも異なります。
三重県独自の伊賀忍者の里やお伊勢さんに影響され、
また、のびやかな自然(●国定公園でもある赤目四十八滝や●青蓮寺湖などが点在。*次号にて紹介予定です。)
に囲まれ、様々な文化を独自の視点で育んできたところです。
≪赤目四十八滝≫
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
余談コーナー***
『あれっこわい』・・・名張でよく使われる伊賀弁(方言)です。
(恐怖のこわい)という意味ではなく、 (あれまあ、すごいね。)と驚いた時の感嘆詞です。
地元のお菓子名にも使用されています。
B級グルメ・・・『名張 牛汁』伊賀牛のみを使用し、ネギと和風醤油出汁で作った名の通り、名物牛肉の汁物。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また次回からは、ここ名張を出発点に三重県内の有名どころ~地元ならではの
マニアックな場所まで、(小旅行)をお伝えして行く予定です。
今後とも宜しくお願い致します。