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雨季中のネパールトレッキングでは、ヒルが大量発生します。肌を露出しないようにしても、ヒル除けスプレーをしても、ほとんど効果がないのが実情です。
先日ポカラ→オーストラリアンキャンプ→ダンプス間を歩く用事があり出かけてきましたが、いるわいるわ、速足で歩いても、休憩中も足を休めず足踏みしていても、いつの間にか靴や衣類にくっついてきます。
周りを見渡すと、まるで何かの実のように、草木からぶら下がっている大量のヒル。針のように細いモノから、大小ミミズサイズまでいろいろ。
木々が生い茂る場所で葉っぱが体に触れると、そこから飛び乗ってきます。人の体温を敏感に感じ、人が近くを通ると活発に動き出す様子。
一ヶ月前にも同じコースを歩き、その際にはそれほど被害に遇わなかったのですが、ダンプスから車でポカラに戻り、ホテルで一段落していると、ポトッと目の前に落ちてきた物体が。見ると、そこには、私の血をたらふくすい、ぱんぱんに膨れ上がったヒルの姿があり、思わず悲鳴を上げてしまいました。
気付かないうちに髪の生え際に侵入し、たらふく血を吸っていたようなのです。痛くもかゆくもないため全く気が付かず、針状の細かったヒルが、枝豆が3玉入った房ぐらいになるまで血を吸い、これ以上吸えない状態となり自然に落ちたのでした。
地元の人たちは、ガーゼ状の布に塩を入れた塩袋を持ち、ヒルが服にくっついているのを見かけると、それを押し付けながら払ってくれます。