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赤い郵便ポストの発祥国イギリス:その年代を見分ける方法は?

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2017年9月6日
公開日
2017年9月6日
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海外諸国を旅行すると、街中で見かける郵便ポストの色が青や黄色など国によって結構バリエーションがあるなーという事に気付きます。赤いポストがあるのは昔イギリスの植民地だった国や、日本のように郵便制度を導入する際イギリス方式を規範にした国が多いのです。

赤い郵便ポストの本家本元とも言えるイギリス、1850年代に遡って年代物も色々ありますよ!今回はその見分け方のコツについて。まずは上の画像、「VR」のイニシャルがあるからヴィクトリア女王治世:Victoria's Reign(1853~1901年)に設置されたもの。

じゃあ、これは?? 日差しが強い日だったので木の陰が濃く映ってしまったのと、飾り文字が造形的すぎて少し読みづらいのですが・・・。

もっとアップしてみると、ERにⅦが見えてきますね。これはエドワード7世統治下(1901~1910年)です。

湖水地方の村で見かけた、この可愛いポストには「GR」とだけ刻んであるので、ジョージ5世(1910~1936年)のもの。この後にはエドワード8世のEⅧR(シンプソン夫人と駆け落ちしちゃったので1936年のみ・笑)と、映画「王様のスピーチ」でも有名になったジョージ6世のGⅥR(1936~1952年)が続きます。

そしてEⅡRが現在のエリザベス2世(1952~)。イギリスの王位最長記録を更新してるので、もちろん一番よく見かけます。という事で6代の治世時代に分類される郵便ポスト、ロンドンにお越しの際にはそのイニシャルをチェックしてみるのも一興ですよ♪

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