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アスティは中世時代には、のちのイタリア統一最初の首都であり、ピエモンテ州の州都であるトリノよりも財力を持つ市であったらしい。その名残は、市内に点在する数えきれない塔や教会、邸宅が物語る。
そのうちのひとつともいえる Palazzo ottolenghi (パラッツォ オットレンギ) にて開催されたワインの試飲・品評会の招待を受ける。
プライベートや公式な会議が行われるこの場所は、昔はダンス会場として利用されていただけあり豪華絢爛で煌びやか。数年前に修復も完了し、より華やかさを増した。
そんな優雅な空間で着席のワイン品評とそれに合わせてチーズ、パンが用意された。
まずは、白から始まりロゼ、4種類のネッビーロ、締めは甘口ワインの7種類。
ピエモンテ州に住んでいると、ワインとは切っても切り離せない歴史や文化、風習に直面する。今回は、この部屋にふさわしく品のあるネッビオーロ種のワインを堪能。来場された造り手さんから、その背景や苦難話を聞きながら頂くワインは特別でなんとも贅沢なひととき。
今こうして健康でこの地に居れることを皆に感謝しながら、もくもくとメモを取る。日々勉強である。