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師走の嵯峨野では、水の抜かれた広沢池の景色が広がっています。
広沢池は、古くから月見の名所としても有名です。
池の正面に見える山は「遍照寺山」(231m)。
「広沢の池にやどれる月影や 昔をうつす鏡なるらん」 後鳥羽院
12月の広沢池と言いますと、初冬の風物詩とも言える、水抜きと鯉揚げが行われ、
ここで穫れた川魚が販売されています。
池では毎年春に、鯉や鮒の稚魚一万匹が放流され12月に入ると、
池の水が抜かれ魚の販売となります。
川魚は、地元の人や料亭の方々が買いに来られています。
値段表には、「こい・ふな・もろこ・えび」。
販売は、なくなり次第終了との事です。
《広沢池》
〇所 京都市右京区嵯峨広沢町
〇交通アクセス JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩15分。