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おかげ犬(伊勢神宮にまつわるお話)
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来年の干支でもある犬。
実は(伊勢神宮)にも犬にまつわるお話があります。
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(おかげ犬を模したお土産物(陶器製)・・・首元には紙幣を入れる袋と注連縄(しめなわ)をつけています。)
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【おかげ犬】
江戸時代、伊勢神宮にお参りすることが人々の夢でした。
その伊勢神宮をお参りすることを(おかげ参り)といいます。
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病やその他諸事情で行きたくとも行けない人に代わり、おかげ参りを行ってくれる(代参)と呼ばれる人達もいました。
人々に願いを託され、代わりに伊勢神宮にお参りをしました。
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そして、江戸時代後期には(代参)の人に代わり、犬に願いを託し伊勢神宮に代参することが流行ったそうです。
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この伊勢神宮の(代参)をする犬を(おかげ参り)にちなんで(おかげ犬)とも言うそうです。
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知人・友人や親戚でお伊勢参りをする人がいると、自分の犬を一緒に連れて行って貰ったり、道中に出会う人の善意を信じて犬だけを送り出す人たちもいたそうです。
その代参である(おかげ犬)はすぐに分かるよう首元に紙幣や注連縄(しめなわ)が付いていたそうです。
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不思議なことに(おかげ犬)からお金を取る人もなく(←罰当たりなことをする人がいなかったようです)、むしろ(おかげ犬)が伊勢神宮まで無事に旅が出来るよう道中出会う人たちは援助していたといいます。
餌をあげたり、寝床を貸してあげたり・・・かかった費用は(おかげ犬)の首元のお金で賄われたようです。
また逆にお金をあげる人も多くいたとの事。
お金が増えて重くなると、両替をして(おかげ犬)が旅をしやすいように気を配る人も。
そしてついに伊勢神宮までの旅を成し遂げた(おかげ犬)。
たどり着いた(おかげ犬)を見つけた伊勢神宮の神官は、お札を竹筒に入れ、元来た道に犬を返したそうです。
こうして(おかげ犬)は伊勢神宮から送り出した主人の元に戻りました。
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世知辛い世の中にはない、なんとも大らかで温かなお話です。
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(おかげ横丁)
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伊勢神宮内宮のお膝元にある(おかげ横丁)で(おかげ犬)のお土産物を見つけ、記念に購入しました。
中はおみくじ入りの(おかげ犬みくじ)
大人気の陶器製・高さ5cmの(おかげ犬みくじ)はワンコインランチ代でもお釣りがきます。
また別売りのお座布団も好きな色を選んで購入。
(おかげ犬)と温かな人達との旅の絆が思い浮かぶような優しい表情です。
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また同じく内宮のお膝元である(おはらい横丁)で見つけた(ちりめん生地)で出来た七福神のお土産物。
(野口英世)さん3枚でお釣りがくる価格帯。
可愛い縁起物です。
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今年もお世話になりありがとうございました。
また来年もよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください・・・(おかげ犬)(七福神)に寄せて。
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次号に。