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アメリカ合衆国西海岸でも北カリフォルニア海岸山脈に自生する「センペルセコイア」は、高さが100m近くとなる巨木として大変有名です。樹皮や芯材の色から「レッドウッド」の名称としても広く知られるこちら、 樹齢1000年を超え、樹高が80メートル近くまである老木が生い茂るミュアウッズの森などはレッドウッドの生態を実際に体験できるスポットとして大変有名です。
ちなみにこのレッドウッドと大変よく似ている「ジャイアント・セコイア」も同じくカリフォルニア原産となりますが、こちらはヨセミテ自然国立公園からセコイア国立公園付近の南カリフォルニア内陸部に自生する大木となります。
(↓下の写真はセコイア国立公園の「ジャイアント・セコイア」↓)
北カリフォルニアに自生するレッドウッドですが、郊外まで出向けない 、という人におすすめなのがサンフランシスコ市内に位置するゴールデンゲートパークの「レッドウッドの森(Redwood Grove)」です。今回は市内でありながら手軽に訪れることができるレッドウッドの森を紹介します。
このレッドウッドの森があるのがサンセット地区とリッチモンド地区の間に位置する「ゴールデンゲートパーク」。ニューヨークのセントラルパークより20%も広く、敷地面積412ヘクタールを誇るサンフランシスコ市内でも一番大きな公園で、市民にとっては欠かせない憩いの場所です。日本庭園や博物館など魅力的な観光名所も多数ありますが、レッドウッドの森を訪れたいなら公園内の西南方面にある「ボタニカルガーデン」に入園する形となります。
このボタニカルガーデンへは、9番街とリンカーンウェイにある公園への入り口が最寄りとなります。ユニオンスクエア方面から来る場合は7番バスに乗車するとリンカーンウェイと9番街で下車できるため大変便利ですよ。
公園内に入ったらそのまままっすぐ3分ほど歩くと、左側にボタニカルガーデンの入り口が見えます。こちらの入園料は2018年1月現在で8ドル。ちなみにドライバーズライセンスなどのIDで住所を掲示できるサンフランシスコ市民は無料での入園が可能です。
ボタニカルガーデンはその名の通り、さまざまな国や地域の植物を楽しめる植物園。レッドウッドの森は入場して左方面にある「カリフォルニアネイティブ(カリフォルニアに自生する植物)」セクションの隣となり、「レッドウッドグローブ」の矢印に沿って歩くと10分程度で到着できます。
こちらがレッドウッドの森です。木片が敷き詰められた地面には小さな小川が流れています。
森の中は小さいながらも散策が可能。
見上げるとその高さと大きさが実感できます。
森の中にはベンチもあり休憩も可能です。夏は木陰で涼しくのんびり休憩するには最適の場所になります。
ボタニカルガーデン内でも、セクション毎に色とりどりの花が咲き誇り華やかな印象が強いのですが、レッドウッドの森は園内の片隅にあるひっそりとした場所。その分人の行き来も少ないため、北カリフォルニア原産であるこの大木の生態を観察したり、写真に収めたりするのにぴったりの場所となりますよ。
ジャイアント・セコイア同様、巨木として世界的にも大変有名なレッドウッド 、サンフランシスコを訪れた際は、その大きさを自分の目で実際に確かめてみるのはいかがでしょうか?
【スポット情報】
住所:1199 9th Ave, San Francisco, CA 94122
電話番号:(415) 661-1316
開園時間:7:30am – 4:00pm