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トリノで市内歩きに疲れたら、王宮内にあるカフェがおススメ。実際に王族が使用していた食器やカトラリーに囲まれて過ごす午後。そこでは、王族が好んで食していたというおやつを味わうことができる。
Merenda Reale 1700 (メレンダ レアーレ) ‟王宮のおやつ" とよばれるセットメニューが存在する。
直訳すれば "王のおやつ"だが、もちろん王様だけでなく王子様、女王様はじめ王族が食していたというのだから "王宮のおやつ" と意訳させていただいている。
実際には、こちら以外でも土日の週末には ‟王宮のおやつ" を味わえるカフェがトリノには存在する。が、こちらの特権は、土日、時間を問わずオーダー可能なので旅行者にはありがたい。
さて、その内容とは?
トリノの権力を誇るべく当時1700年代には、一般人は口にすることのできなかったカカオパウダーをふんだんに使ったチョコラータカルダ。こちらのチョコラータカルダは、とてもレトロ。当時のレシピを彷彿させる。
そのチョコラータカルダに浸して食べられていたとされる焼き菓子たちがセットでやってくる。
貴婦人のキッスとも訳される Baci di dama (バーチ ディ ダマ)をはじめ、トウモロコシ粉を使ったものや、メレンゲ菓子、そしてティラミスなどのベースにも使われるビスキュイ生地のサヴォイアルディなどピエモンテ州の郷土焼菓子が堪能できる。
小腹がすいた時には、アぺリティーボもおススメ。お菓子に加え、ブリオッシュ、トラメッジーニ(サンドイッチ)など毎朝トリノ市内に本店のあるお菓子屋さん Gerla 1927から運ばれてくるので新鮮なのだ。2015年からこちら王宮カフェでもGerlaの商品が味わえることになり、正式には店名も Caffe Reale Gerla となった。
王宮は見ごたえ十分なので是非、訪問していただきたいが、時間の限られた方は、カフェだけの利用も可能。
【データ】
Caffe` Reale Gerla
住所:Piazzetta Reale 1,TORINO
営業時間:火‐日 9:00-19:00