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四つ塚古墳群 ~真庭市蒜山~

mami

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岡山特派員

更新日
2018年6月1日
公開日
2018年6月1日
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6月になりましたね。今年は例年よりも早く先月の下旬から紫陽花が咲き始めました。
アウトドアレジャースポットの蒜山をご紹介していますが、今日はちょっと目線を変えて史跡をご案内します。
蒜山高原の東寄り、上長田にある国指定史跡の四ツ塚古墳群です。
蒜山は県下第2位の人気の観光地ですが、ここを知る人は少ないと思います。

1号墳です。
片袖型の横穴式石室からは人骨のほか玉類、武器、馬具、土師器、須恵器などが出土しているそうです。
これらの他の出土品は、隣接する蒜山郷土博物館で見ることができます。
石室の中も覗けるようでしたが、ひとりでは怖い…。
古墳群は史跡公園として遊歩道も整備され散策しやすいのですが、薄暗い梅雨のお天気の古墳めぐりはちょっとした肝試しのようでした。

19基の円墳群のうち、現存しているのは16基です。
南側の丘陵上に並ぶ特別に大きな古墳が4基あったことから、四っ塚(よつづか)古墳の名がついているそうです。

調査の結果、13号墳は古墳の頂上で木棺を埋葬した形跡が2カ所あったそうです。
これらの古墳の時代は6世紀代というので古墳時代末期のものになります。
ちょうど、百済から仏像や経典が伝わり蘇我氏と物部氏の間で、仏教を巡り廃仏論争が起こっていた頃ですね。
知る人ぞ知る蒜山の穴場スポットです。

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