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北野天満宮は梅が有名ですが、もみじが素晴らしい所でもあります。
青もみじが美しい「もみじ苑」。
「もみじ苑」は、4月14日(土)~6月30日(土)まで公開されています。
《もみじ苑と御土居》
「もみじ苑」へは、境内から入ります。
もみじ苑の一帯には、約250本、樹齢350年から400年にもなるもみじがあります。
また、ここには豊臣秀吉公が洛中洛外の境界として、また水防のため京都のまわりに築いた土塁であり、
国の史跡に指定されている「御土居」があります。
「もみじ苑」は、御土居と約250本の、もみじが織り成す瑞々しい風景を眺めながら散策して行きます。
歩いている所は、言わば御土居。
《樹齢約600年の大ケヤキ》
「もみじ苑」に入って、最初に目にするのが、
樹齢約600年と言う大ケヤキ「東風」。
現在から600年前といったら室町時代です。
この大ケヤキは、豊臣秀吉が御土居を築いた当時から存在していたケヤキです。
今も成長を続けています。
《朱塗りの舞台》
朱塗りの舞台からは、初夏ならではの、青もみじの世界が
広がっています。
舞台から紙屋川沿いの散策路へと下りて、新緑のアーチの中を
歩きます。
緑の中に映える、鶯橋。
《御土居とは、防塁と堤防》
そして、下から見上げる「御土居」。
とても大きいです。
「御土居」には外敵の来襲に備える防塁と鴨川の氾濫から街並みを守る堤防のふたつの役割があったといわれています。
「御土居」とは、大きな丘であり、壁でした。
「御土居」は台形の土塁と堀からなり、その総延長は22.5キロメートルにもおよびます。
南北約8.5キロメートル、東西約3.5キロメートルにわたり、京都の街をぐるりと囲みます。
「御土居」には、いくつかの出入り口がありました。現在でもその名残として、
鞍馬口、丹波口、粟田口、荒神口などの地名が残っています。
御土居は、鷹峯や市内のいくつかの所にも残っていますが、
ここ北野天満宮に残る「御土居」は、作られた当時の原型に近い形で残っています。
真ん中の口の様な所は排水口。
散策路から、坂道を上がります。
坂を上がり少し進むと、ビューポイントがあります。
それは緑の中に、国宝・北野天満宮の本殿が見えます。
青もみじの世界が広がる、六月初めの北野天満宮でした。
《史跡「御土居」青もみじ苑》
〇所 京都市上京区御前通今出川上がる馬喰町
〇期間 2018年4月14日(日)~6月30日(日)
〇拝観料 大人(中学生以上) 500円 小人(小学生以下) 250円 修学旅行生 250円
〇入苑時間 9時から16時
〇アクセス ◇京都駅から京都市営バス50, 101号系統「北野天満宮前」下車
◇四条河原町から京都市営バス51号系統「北野天満宮前」下車
◇京阪三条から京都市営バス10号系統「北野天満宮前」下車
〇駐車場 無料 9:00~17:00(25日は縁日のため駐車できません。)