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Olá! Tudo bem? Harumiです。
アメリカでも日本でも2月14日はバレンタインデーなのでてっきりブラジルでも同じなのかと思っていたらブラジルにはバレンタインがないんです。
その代わりに6月に「恋人の日」というものがあります。
Dia dos namorados
祝日、というわけでもなく宗教的な意味合いも無いので日本のバレンタインのように恋人や夫婦がそれぞれにプレゼントを交換したりしてお祝いするくらいです。
バレンタインと言えばチョコレート!というような定番のプレゼントも特にありませんが、あちこちのお店で「プレゼント」目当てのお客さんを呼び込んでいます。
ブラジルはカトリックが多いので、それに関係する祝日なども多いんですが、この恋人の日は商業的な意味合いの方が強いようです。
「恋人の日」とは言うものの、恋人には結婚しているカップルも含まれます。
ちなみにブラジルでの「結婚」という定義は必ずしも「署名をした紙を役所に持っていく」、という形式的なことではありません。
実際に、役所には届けていないけど「私たち夫婦です」というカップルはいくらでもいます。
その場合基本的には夫婦別姓ですが場合によっては旦那さんの姓を名乗ることもあるようです。
でもブラジルでは正式な結婚をしていても夫婦別姓にすることは別に珍しいことではないですし、ブラジルの名前の仕組みも日本とは異なっていて名字や名前が2つや3つあることもごく普通です。
ですので恐らく日本の女性ほど、「この人と結婚したら自分の名前は、、」と悩まないのかもしれません。
ですので書類を役所に出す、とか名前が変わる、ということが必ずしも「婚姻」の定義ではなく、お付き合いが長かったり、短くてもその関係性が強いとか、一緒に住んで生活を共にしている、という事実の方を重視する傾向にあります。
法律的にも、正式に婚姻関係がなくても実際の関係性が認められれば「夫婦」とみなされることも可能なようです。
ではなぜ役所に届けを出さない人が多いのかと言うと、カップルによって様々な理由はありますが、「届けにお金がかかる」というのも一つの大きな要因みたいです。
せっかくお金を払って届けても「もし別れたら、、」ということを考える、、のかどうかはわかりませんが、特に貧困層はこのパターンが多いかもしれません。
それ以外には、実際にちゃんと関係性があるんだから届けなんて別に「必要ない」と考える人もいるし、届けを出して正式に婚姻関係になるのに慎重な人もいるかもしれません。
だからなのか、正式な夫婦では無い男女の間にできる子供も非常に多いです。
それで家族が一緒にうまくいけばなんの問題もないんですが、やはり別れてしまうケースも非常に多いので日本以上に離婚、再婚、片親、などが日常茶飯事で、私の周りにも非常に複雑な家庭環境の人がたくさんいます!
でも社会もそれに慣れているのか、日本のようにそういう話題が「タブー」という雰囲気はあまりありません。
所変われば、、ですねー。