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タイの至る所にある祠の意味と、タイ・バンコクで人気の「エラワンの祠」のご紹介

Taeko

Taeko

タイ特派員

更新日
2018年7月14日
公開日
2018年7月14日
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タイには、家を建てる際、守護神の魂や神の使いが宿るための場所として、祠(ほこら、タイ語表記ศาล:サーン)をつくる風習があります。祠があることで、不吉なことが起きないように見守られ、幸福と繁栄を得られるという考えがタイ社会には浸透しています。祠は、タイ、ラオス、カンボジアの至る所で目にすることができ、参拝場所の一つでもあります。

タイ人のお宅に宿泊する機会がある場合は、まずはじめに、祠へ敬意を示すべく、タイの伝統的な挨拶であるワイを行う風習があります。ワイとは、合掌して、お辞儀をする行為のことです。合掌の位置が高くなればなるほど、敬意の高さを表します。神様や目上の人に対しては、手のひらを合わせた後、指先を鼻先に近づけた状態にします。

タイ・バンコクには、「エラワンの祠(英語表記Erawan Shrine、正式にはThao Maha Phrom Shrine、タイ語表記ศาลท่านท้าวมหาพรหม โรงแรมเอราวัณ 」と呼ばれる人気の祠があります。日本人の間では、「パワースポット」や「あらゆる願いを叶えてもらえる場所」として紹介されることもあります。

エラワンの祠の中央には、「ブラフマー神(英語表記Brahma、タイ語表記พระพรหม)=ヒンドゥー教3大神の中の創造の神」が祭られており、そのご利益にあやかりたいと願う人と、既にご利益を受け、伝統舞踊や音楽等でお礼参りを行う人で連日賑わっています。

黄金に輝く美しいブラフマー神は、4つの顔を持ち、東西南北を見ています。参拝者は、全ての方角で祈り、拝むと良いとされています。参拝する場合は、お花のセット※を手に持ち、入口に1番近い所から左回りに順に、それぞれの顔の前で合掌し、お参りをします。祈りが終わったら、お花は台または柵に掛け、線香とろうそくは立て台に置きます。

※小さなお花、線香、ろうそくのセットが25バーツ~(=約85円~)です。敷地外で購入すると高いようなので、敷地内での購入がお薦めです。

タイらしい風景が見られる場所として、タイの風習を実際に体験できる場所として、運気アップの場所として等、バンコク旅行が初めての方にもリピーターの方にもお薦めの場所だと思っています。タイ旅行、タイ生活の機会のある方は、エラワンの祠を参拝するのはいかがでしょうか。

エラワンの祠への行き方

住所:494 Phloen Chit Rd(または494 Ratchadamri Road), Lumphini, Pathum Wan, Bangkok, 10330

アクセス:BTSチットロム(Chit Lom)駅またはラーチャダムリ(Ratchadamri)駅下車徒歩約5分。プルンチット通りとラーチャダムリ通りの交差点(ラートプラソン交差点)に位置し、「エラワン・バンコク(Erawan Bangkok)」のすぐ近く。

開放時間:6時~22時(2018年7月11日時点)

入場料: 無料

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