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春の南オーストラリアからこんにちわ。アデレード特派員のさくら麻美です。
このアデレード!!でインターナショナルレベルのイベントがいくつかあるのですが、今回はその中でも有名なものを紹介しましょう。
その名も World Solar Challenge (ワールド・ソーラー・チャレンジ)です。
2年に一度の開催で次回は2019年。
↓日の暮れかかった公道をゴールに向けて走るソーラーカー(2017年のレースから)↓
ソーラーと言えば、家の屋根についているソーラーパネルを思い出しますが、ソーラーカーはそのパネルを車体にはめ込んだ車
↓太陽エネルギーをいかに効率よく受けるか、ソーラーパネルの役目が重要です↓
このチャレンジレースはソーラーカーで公道を走るというのもすごいのですが、実はもっとすごい事実が。。。
スタートはオーストラリア大陸北部ノーザンテリトリー、そしてゴールは南のこのアデレード、距離にして約3000㎞。
日本で言うと北海道から沖縄というくらい離れています(笑)。
そして大陸中部は砂漠。この悪い環境も含め、この距離を約7日間で走り切らなければなりません。
一日約400㎞を運転しなければならないのです、しかもソーラーカーで。
↓日本チームで唯一女性ドライバー、体重が軽めで余分な負荷を車にかけることなくエネルギーを長く持たせることができます
最初に書きましたが、ソーラーカーは太陽のエネルギーを受けて走ります。7日間ずっと晴れているかどうかでレースの動向も変わるのです。自然の影響をかなり受けるレースであることには間違いないのです。
2017年は、天候不順の日があり蓄電ができず、悪戦苦闘したとか。
↓日本からは3大学、こちらはゴールを終えた工学院大学のメンバーたち
ゴールできるだけでもすごい。。。
世界38都市から学生たちが作ったソーラーカーが集結しました。
公道でこんな車が走っていると近未来を感じます
2019年オーストラリア旅行を考えていらっしゃる方、レース開催時期にアデレードを予定に入れてみてはいかがですか?
世界から集まった学生たちが考えたソーラーカーを見るチャンスです。
次回レース
2019年10月13~20日(アデレードゴールは後半部19,20日となります)
(txt & photo Asami Sakura, 取材協力 ワールド・ソーラー・チャレンジ事務局)