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北から南へソーラーカーが駆ける3000㎞のドラマ

さくら 麻美

さくら 麻美

オーストラリア特派員

更新日
2018年8月30日
公開日
2018年8月30日
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春の南オーストラリアからこんにちわ。アデレード特派員のさくら麻美です。

このアデレード!!でインターナショナルレベルのイベントがいくつかあるのですが、今回はその中でも有名なものを紹介しましょう。

その名も World Solar Challenge (ワールド・ソーラー・チャレンジ)です。

2年に一度の開催で次回は2019年。

↓日の暮れかかった公道をゴールに向けて走るソーラーカー(2017年のレースから)↓

ソーラーと言えば、家の屋根についているソーラーパネルを思い出しますが、ソーラーカーはそのパネルを車体にはめ込んだ車

↓太陽エネルギーをいかに効率よく受けるか、ソーラーパネルの役目が重要です↓

このチャレンジレースはソーラーカーで公道を走るというのもすごいのですが、実はもっとすごい事実が。。。

スタートはオーストラリア大陸北部ノーザンテリトリー、そしてゴールは南のこのアデレード、距離にして約3000㎞。

日本で言うと北海道から沖縄というくらい離れています(笑)。

そして大陸中部は砂漠。この悪い環境も含め、この距離を約7日間で走り切らなければなりません。

一日約400㎞を運転しなければならないのです、しかもソーラーカーで。

↓日本チームで唯一女性ドライバー、体重が軽めで余分な負荷を車にかけることなくエネルギーを長く持たせることができます

最初に書きましたが、ソーラーカーは太陽のエネルギーを受けて走ります。7日間ずっと晴れているかどうかでレースの動向も変わるのです。自然の影響をかなり受けるレースであることには間違いないのです。

2017年は、天候不順の日があり蓄電ができず、悪戦苦闘したとか。

↓日本からは3大学、こちらはゴールを終えた工学院大学のメンバーたち

ゴールできるだけでもすごい。。。

世界38都市から学生たちが作ったソーラーカーが集結しました。

公道でこんな車が走っていると近未来を感じます

2019年オーストラリア旅行を考えていらっしゃる方、レース開催時期にアデレードを予定に入れてみてはいかがですか?

世界から集まった学生たちが考えたソーラーカーを見るチャンスです。

次回レース

2019年10月13~20日(アデレードゴールは後半部19,20日となります)

(txt & photo Asami Sakura, 取材協力 ワールド・ソーラー・チャレンジ事務局)

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