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10月9日はバレンシア州の日。州全体の祝日です。
イベリア半島は、711年にアフリカ大陸から侵入してきたイスラム勢力にほぼ全土を制圧されてしまいました。わずかに残った北の領土から、キリスト教勢力がレコンキスタ(国土回復運動)をじわじわと進め、イスラム勢力を一掃できたのは1492年のことでした。
バレンシアは1238年にアラゴン王ハイメ1世が先頭に立ち、イスラム勢力を追い出します。このハイメ1世王が公式にバレンシアに入城したのが1238年10月9日だったことから、この日はバレンシアの日として何世紀にも渡り祝い続けられているのです。
バレンシアの10月9日は午前0時の花火大会で始まります。場所はエキスポ橋/Puente de la Exposiciónと花の橋/Puente de las Floresの間のあたり、最寄り駅は地下鉄アラメダ/Alamedaになります。
この日はいくつかのイベントがありますが、おすすめは午後5時に始まるイスラム教徒とキリスト教徒の入場パレード/Entrada de Moros y Cristianosです。ラ・パス通り/Calle de la Pazからサン・ビセンテ・マルティル通り/Calle San Vicente Martirを通ります。ルートはこちら⇒ https://goo.gl/maps/qLTQgCDJMr82
沿道には有料の椅子が並び、場所にもよりますが、だいたい30分前までに行けば席が確保できます。ひと席の料金は3ユーロくらいだったと思います。延々と3時間以上続くパレードなので、じっくり見たい方は椅子があると楽ですよ。
また、7日から12日までは、セラーノスの塔周辺で中世広場も開かれるので、あわせてお楽しみくださいね。