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私はここに定住を決めたよ~カンガルー島より~

さくら 麻美

さくら 麻美

オーストラリア特派員

更新日
2018年10月9日
公開日
2018年10月9日
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オーストラリア大陸の南から、アデレード特派員のさくら麻美です。

暖かくなったり、そうかと思えば木枯らしのような寒さになったり気温が一定にならない南オーストラリア州。今回は都市アデレードより更に南下をしてカンガルー島からのレポートです。

↑カンガルー島のシールベイに定住するアシカたち

カンガルー島のシールベイは、シーライオン(アシカ)の定住を決めた場所です。

移動を好むオスのアシカとは対照的にメスのアシカはコロニーに定住します。シールベイで育ったメスのアシカはこの地で子育てをするのです。

アシカのコロニーには約1000頭

オーストラリア国内では第三番目の大きさを持つコロニーで、1,000頭余りが生息しています(そのうち常に2/3ほどが数日間海で猟をして、海から戻り数日間陸上で生活)。

↑アシカのいるビーチへ降りるには公園ガイドのナビゲートが必要です(大人一人約35豪ドル 45分間のツァー)

大人のアシカは海で猟やビーチで休んだり、子アシカは泳ぎを練習するのが日課、南極からの冷たい水の中で彼らは大人になる準備をします。

↑お母さんと子アシカ。授乳中のお母さんアシカ(左)は優しそうな寝顔です。

寝ているのを邪魔しないでね

大人のアシカは数日間、最長で100キロ離れたところまで更に南下をして猟をします。

シールベイでゴロゴロとしているのはその理由、さぼっているではなくて猟での疲労回復をしているというわけなのです。

グループでチャイルドケア

お母さんアシカたちはグループになって、陸上でご飯を待つ子アシカたちの安全監視。子供を危険から守るのは母アシカの役目となっています。

↑ビーチで猟の疲れを癒しているアシカたち

自然の多く残されたカンガルー島、これらを守るのは私たち人間なのだと改めて感じさせられたシールベイでした。

シールベイ(英文のみ)〒5223 南オーストラリア州

ガイドツァー:通常は朝9時~夕方4時約1時間おきにツァーにはで窓口で予約が必要です。

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