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シュレッドされてないバンクシー作品を見に行こう!

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2018年10月15日
公開日
2018年10月15日
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イギリスのストリート・アート界の人気者、バンクシー。彼の作品が老舗オークションハウス「サザビーズ」で約1億5000万円の落札価格で売られた瞬間に、額縁に仕込まれたシュレッダーで半分ほど切り刻まれたパフォーマンスは、大きなニュースとなりましたね。

バンクシーの作品はイギリス国内だけでなくアメリカ合衆国、マリ共和国、イスラエルなど海外にもありますが、やはり最も多いのはロンドン。私も先日あるコンサートへ行った帰り道で、彼の作品を見かけましたよ。

場所は金融街・シティの一角にあるバービカン。駅の出口から続くトンネル状の道を行くと、バービカン駅を背にして左手に見えてきます。

この作品は昨年9月にバービカン・センターでジャンミシェル・バスキア回顧展が開催される直前に作成された、比較的に新しいもの。発見された数日後には行政区によって強化アクリル製の保護板が設置され、価値あるバンクシー作品が損傷しないよう配慮されました。

ストリート・アートの先駆者であるバスキアに捧げる、バンクシーからのオマージュ。バスキア作品のモチーフを巧妙にあしらった、バンクシーらしいメッセージ性を感じますね。

他にもロンドン各所にバンクシー作品があり、特に東部や南東部に集中しています。幾つかのウェブサイトでは地図つきで紹介していますので、「Banksy Map」のキーワードで検索してみて。市街観光がてら今話題のアーティストの足跡を辿るのも、素敵なロンドン体験だと思います!

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