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博物館だけではなく、実際に刀剣を制作する鍛刀場や柄巻き、鞘の塗り、刀身彫りなどの
職人さんが作業する刀剣工房もあります。
写真の場所は日本刀の刀身を作る「刀匠(とうしょう)」がお仕事される場です。
美術刀剣類の製作承認された刀匠が、作刀されています。
HPによると毎日見学されると一振りの刀が出来るまでを見られるそうですよ。
1時間前に到着して、前列の一番よく見える場所で始まるのを待ちます。
日本刀の説明をして下さったあと神棚に向かい一礼し「積み沸かし」から始まります。
神棚には島根県の金屋子神社のお札がありました。
軽石のように気泡だらけなのに、お腹にまでずっしりとくる重さです。
和釘やカスガイなど古い日本建築を解体した時に出てくる鉄を溶かして使う方法も教えてくださいました。
刀匠だけでは出来ない作業なので、二人の「向こう鎚」とともに作業を行います。玉鋼は1300度の高温になっています。炎の色で温度がわかるそうです。
パーン! という建物中に響く鋭い爆発音とともに
美しい火花が足元まで飛んできました!迫力があります。
この合図に従って打つことを「相槌(あいづち)を打つ」といい
「相槌を打つ」という言葉はここからきているそうです。
だんだんと、日本刀らしくなっていきます。
「備前おさふね刀剣の里」には、他にも備前刀復興の祖といわれる
今泉俊光刀匠の偉業を伝える今泉俊光刀匠記念館や
毎月第1、第3土曜日には「工芸製作講座(小刀製作講座)」を
また、毎月1回の日曜日には「日本刀手入れ講習会」を開講する研修館もあります。
もちろん、お土産も売っていますよ。ふれあい物産館では刀剣、小刀、手入れ用品、包丁などを中心にオリジナルグッズなどもあります。
手入れ用品の御刀油、下げ緒、切羽などがありました。
重さもちょうどよく、手にもなじみ、切れ味も抜群です。
ご紹介した古式鍛錬やイベントについての詳しいことは、下記のHPをご覧ください。