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11月に入りパリは早くもクリスマスの足音が聞こえてきました。パリ市内にある百貨店では、年末の風物詩であるクリスマス装飾が始まっています。11月7日にはギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店(以下、ギャラリー・ラファイエット)、翌8日にはプランタン・オスマン本店(以下、プランタン)のクリスマス装飾がスタートしました。各初日に見物してきました。
ギャラリー・ラファイエットのクリスマステーマは「夢の工場」
まず7日のギャラリー・ラファイエットのショーウィンドーおよびクリスマスツリーのお披露目式は、女優ジェシカ・チャステインさんと、子ども音楽グループ「キッズ・ユナイテッド」が招待されました。本館1階にはツリーに臨んだステージが設けられ、そこでセレモニーが行われた後に、キッズ・ユナイテッドのミニコンサートで今年のクリスマスシーズンの幕が開きました。
今年のクリスマスツリーはピアジェとのコラボレーション。ツリーは30分間に1回光り輝きます。
今年のギャラリー・ラファイエットのクリスマスは「子どもが作る子どものためのクリスマス」に焦点を当てています。今年1月に、5〜10歳を対象として公募されたイラストより選ばれた、11人の受賞者のキャラクター15体が今年の主役。本館中央クーポール下にあるクリスマスツリーや、ショーウィンドー、店内各所でそれらをモチーフにした飾り付けがされています。着ぐるみもあります。
詳しくは「地球の歩き方 ニュース&レポート」の記事「2018年ギャラリー・ラファイエットのクリスマス装飾開始(フランス・パリ)」でも紹介しています。
7日はオープニングイベントのためのカクテルパーティーが、Studio GGSVのインスタレーションが配置された本館1階のイベントスペース「La Galerie des Galeries」で開かれました。こちらの展覧会は2018年11月8日〜2019年1月13日まで行われています。
【データ】
Galeries Lafayette Paris Haussmann(ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店)
住所:40 Boulevard Haussmann 75009 Paris
営業時間(本館・紳士館):9時〜20時30分(日曜は11〜20時)
営業時間(グルメ・メゾン館):8時30分〜21時30分(日曜は11〜20時)
定休日:無休
最寄り駅:地下鉄7、9号線Chaussée d'Antin La Fayette
プランタンが表現する「サンタクロースの魔法の世界」
翌8日は、その日から始まったプランタンのクリスマス装飾に足を運びました。こちらは女優レティシア・カスタさんが招かれ、ショーウィンドーのイルミネーション点灯式をしました。
今年のプランタンのクリスマスは、ブシュロン、カナダグース、UGG、ダイソン、ハーゲンダッツ、マルニとのコラボレーション。ショーウィンドーのテーマは「サンタクロースの魔法の世界」です。ジュールとビオレットという男の子と女の子の冒険が、それぞれのショーウィンドーでコラボ・ブランドと共に展開されています。
(c) RICARD
光り輝く軒先やショーウィンドーとあわせて注目してほしいのが、ショーウィンドー内を飾るマリオネット。フランスを代表する熟練マリオネット師、ジャン・クロード・ドゥイックスさんが今年度の仕事をもって引退します。そのため今年のプランタンのショーウィンドーはドゥイックスさんの最後の作品になります。
プランタンのクリスマスイルミネーションの詳しい様子は、「地球の歩き方 ニュース&レポート」の記事「プランタンの2018年クリスマス装飾は女優レティシア・カスタを招いてスタート(フランス・パリ)」でも紹介しています。
【データ】
Printemps Paris Haussmann(プランタン・オスマン本店)
住所:64 boulevard Haussmann 75009 Paris
営業時間:9時30分〜20時(日曜は11〜19時)
定休日:無休
最寄り駅:地下鉄3、9号線Havre – Caumartin
年末は一年でもっとも賑わうショッピングシーズン
どちらもショーウィンドーを見ていてもそうなのですが、足を止めてウィンドー内を見ている子どもが本当に楽しそう。それをスマホなどで写真に撮るお父さんやお母さんもうれしそうです。これから年末・年始に向けて、プレゼント選びの人が街に出て、パリも慌ただしくなっていきます。今年ももうすぐ終わりです。