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現在カリフォルニアでは3つの山火事が同時進行し、大変な被害を被っています。サンフランシスコでも、北部の町となるビュート(Butte)郡パラダイス町(Paradise)で発生した山火事の影響で、現在大気汚染が深刻な状況となっています。
今回はそんな現在の街の様子をレポートします。
1週間続く大気汚染
11月9日に発生した山火事の影響で、街全体が煙たくなってしまったサンフランシスコ。山火事発生から1週間経った現在でもその状況は変わっていません。特に11月15日は、汚染状態が更に悪化し、汚染レベルが235まで上がった「最も不健康(very unhealthy)」な状態に陥りました。
これは、山火事が発生して以来、1番汚染がひどくなった状態となります。
この影響を受けてサンフランシスコ市内の学校は、11月16日(金曜日)を休校とする事態にまで広がっています。
11月15日の街の様子
こちらが、その木曜日の街の様子となります。写真では分かり辛いのですが、大気がうっすらと霧がかかったようになっています。
いつもは青空であるはずの空も、煙のせいでぼんやりとしたグレーがかった色に。
この大気汚染の影響を受けて、いつもは行き交う人々で賑わう街の様子も一変しています。大気汚染が深刻な状態のため、できるだけ外出を避けている市民がほとんどとなり、人通りが激少しています。止むを得ず外出する歩行者も、30%程度は防塵マスクを着用しています。
現在、市内にあるハードウェア用品店では、大気汚染を防ぐのに有効となる防塵フェイスマスクが大売れの状態です。
湾に囲まれ、谷となるサンフランシスコ含む、ベイエリアでは高気圧の影響も重なり、しばらくこの状態が続く見込みとなっています。
最後に
毎年、乾燥する冬の季節は、山火事の影響で空気汚染が問題となるサンフランシスコ。今年はすでに1週間という長丁場の大気汚染が続き、街全体が煙に包まれ、どんよりとした天候が続いています。カリフォルニア州全土で影響を受けている山火事、これ以上被害者が増えないよう祈るのみです。