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© Didier Plowy
11月26日にベルサイユ宮殿のクール・ド・マルブル(マルブル翼)に新しいショップがオープンしました。同ショップではベルサイユ宮殿とフランスのブランドおよびクリエイターとコラボしたオリジナル商品を扱っており、他にはない宮殿限定グッズやお土産を探すには絶好の場所です。
オープン前日、11月25日に開かれたプレスや関係者を招待したオープニングパーティーで、ショップの様子をのぞいてきましたので、少しご紹介します。
ショップのお披露目が行われたのは夜。昼間のベルサイユ宮殿は行く機会がしばしばあるのですが、夜となるとなかなか訪れることがありません。光に照らされた正面の門を抜けると、正面左手にあるのが今回リニューアルされたクール・ド・マルブルがあります。
ショップの広さは182平方メートル。4つの連なった部屋に分かれています。最初の部屋「女王の小さなアパルトマン」はプチトリアノンのマリー・アントワネットの居間から着想しています。ここでは「A Paris chez Antoinette Poisson」「Duvelleroy」「Mapoésie」「Maison Baluchon」「Faïencerie de Gien」といったブランドから香水、クリーム、アクセサリー、スカーフ、カバンなど、女性向けの美容、リラクゼーション関連のものが置かれています。
2番目の部屋は食および庭関係の商品がそろいます。「La Cocotte Paris」のテーブルテキスタイルや、「Jardins du Roi Soleil」によるベルサイユ宮殿の庭園に置いてあるベンチや箱があります。
3番目の部屋は「王のアパルトマン」。器、ロウソク、スリッパ、皮の小物などが、「Bernardaud」「Lakange」「Made in Paris」「La charentaise – Tcha」「Happy Remix」「Arthus-Bertrand」といったブランドで展開されます。この部屋は王のプライベートルームの書庫をイメージして、より男性っぽいデザインとなっています。
© Didier Plowy
4番目の部屋は子ども向けのグッズ、文房具や本が置かれています。「Petit Jour Paris」「Mon Petit Art」「Studio Roof」「Marin Montagut」「Atelier Choux Paris」がそろいます。
© Didier Plowy
一通り部屋を見学した後は夜のベルサイユ宮殿の中を通り、パーティー会場へ。
人が多くて少々大変でしたが、シャンパンをいただきタパスを少しだけつまんで、帰路に就きました。「観光名所のショップなんて観光客向けの陳腐なものばかりでしょ」と侮るなかれ、ベルサイユ宮殿「クール・ド・マルブル」のショップは要チェックです。
【データ】
住所:Place d'Armes 78000 Versailles
開館時間(宮殿):9〜17時30分
休み:月曜
最寄り駅:RER C線Versailles Château Rive Gauche