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高梁市は岡山県の中西部に位置して広島県と接しています。
市の中心部は美しい山々に囲まれた盆地で城下町の古い町並みを残し
「備中の小京都」といわれる石火矢町ふるさと村があります。
今日はこの「石火矢ふるさと村」を散策してみましょう。
武家屋敷通りには、雰囲気のある長屋門と主屋を残した屋敷が続き
見学できる武家屋敷も二軒ありましたが、お屋敷の中は人が今も生活しています。
こんな趣のある昔の木製サッシを見つけると
「よく残ってたね~!」って、写真を撮りたくなります。
寅さん役の渥美清さんは、ここ高梁が大好きで
高梁川の近くにお気に入りの常宿があったそうです。
立派なお屋敷の前で、振り返ると臥牛山が聳え立ちます。
臥牛山には、備中松山城があり、現存する城の中では、日本一高い場所にある城だそうですよ。
観光するには少々ハードですが、登山と思って登れば楽ですよ!
今の時期は、近くの山から雲海をまとった松山城の撮影も人気があります。
足利尊氏が全国に安国寺として建立した禅寺のひとつです。
春に来た時は、サツキの植え込みが綺麗な庭園でした。
元々は臥牛山の方にあったそうです。
武士の子供が元服をしたときには必ず参詣して
学問の上達と武運長久の成就を祈っていたそうです。
春に来れば桜並木に桜が咲き、美しいことでしょう。
どこまでも続く塀は、江戸時代の面影を強く残しています。
奥に見えるのは長屋門で、藩校の跡地は、保育園として使われています。
方谷が植えたとされる黒松が今でも塀の外からでも見受けられます。
いかがですか?備中の小京都、落ち着いた趣のある町歩きでした。