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第2回アンディージャ産黒トリュフ料理コンクール

田川 敬子

田川 敬子

スペイン特派員

更新日
2019年1月15日
公開日
2019年1月15日
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トリュフといえば、超のつく高級食材。実はバレンシアでもとれるのです。カステンジョン県の山岳地帯が知られていますが、バレンシア県内陸部、バレンシア市の北西にあるアンディージャという小さな町の周辺でも黒トリュフが収穫できます。

バレンシアでは昨年このアンディージャ産の黒トリュフを使った料理コンテストを開催し、昨日1月14日に第2回となるコンクールが開催されました。予選を通過した6人のファイナリストが腕を奮った料理を披露し、5人の審査員が試食して順位をつけます。残念ながら私たち招待客はその料理は口にすることはできず、その代わりにビールやカバと一緒にとびきりおいしいイベリコ豚の生ハムやバレンシア産のパンやチーズに黒トリュフを少々のせて香りを楽しみました。

<あらかじめ下ごしらえした材料を、審査員の前で制限時間5分で盛りつけます>

では、早速3位から発表いたしましょう。

第3位はバレンシアの新市街にあるエセンシア(Restaurante Esencia)のネストル・オレイロ・カンポスシェフ。子羊やレボジョンとよばれる高級キノコ、アーティチョークを使ったお料理です。

続いて第2位はベニドームの海の見えるレストラン、ベルベデレ(Restaurante Belvedere)のキコ・ラサロシェフ。鹿肉や栗、トリュフバターを使った一品でした。

バレンシアの、ちょうどこのコンテスト会場の1階にあるラ・マリティマ(La Marítima)のフェルナンド・フェレロシェフが輝く第1位に選ばれました。トリュフを煎じたコンソメに、臓物を詰めたロールクッキーそして野ウサギのミートローフ風と3品でワンセットとなったアイデアいっぱいのお料理でした。

入賞したシェフの皆さん、おめでとうございます!!

<前列左はアンディージャ市長、右が観光担当、後列左から2位、1位、3位>

トリュフをふんだんに使ったお料理を6品も食べることができる審査員の方々がうらやましかったです~。撮影用のお料理はあの後どうなったのかしら・・・。気付いたときにはもう下げられていたけれど(笑)

シーズン中にバレンシアに旅行にいらっしゃる皆さま、レストランで見かけたらぜひ黒トリュフを使ったおいしいお料理をお試しくださいね。決して安価ではありませんが、日本で食べるよりはうんとお安いです。

日本ではバレンシアのスエカで開かれるパエリアコンクールとガンディアで開かれるフィデワコンクールくらいしか知られていませんが、バレンシアでは年間を通してあちこちで様々な料理コンクールが開かれています。来月もとあるコンクールにお呼ばれしているので、またレポートしますね。

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