キーワードで検索
《禅居庵の歴史》
祗園の京都ゑびす神社の東側にある、建仁寺の塔頭寺院「禅居庵」です。
摩利支天(まりしてん)さん」とも呼ばれています。
摩利支天とは古代インドの開運と勝利の女神で、金沢の宝泉寺、東京の徳大寺と並んで、
「日本三大摩利支天」の一つに数えられています。
摩利支尊天堂の建物は、戦国時代の戦火で焼失しましたが、天文16年(1547年)に織田信長の父・信秀によって再建されたと伝えられています。
建物は、中世様式の遺構を残す貴重な建造物ということで、
京都府の文化財に指定されています。
《摩利支天と猪》
境内に入ると沢山のイノシシに出あいます。
狛猪から絵馬、欄間の彫刻、手水鉢や、お守りやおみくじまで、全て猪づくしです。
摩利支天は猪を眷族(けんぞく)(神の使い)として従えている事から
亥年生まれの守護神としても知られています。
農作物を荒らす猪も、古代インドでは、その迅速は勇敢さと知恵を表すものとして
結びついていたのかも知れません。
猪づくしの禅居庵ですが、一番のインスタ映えスポットは、
猪の像が置かれたお堂です。
ここには猪像の周りに沢山のミニ猪が並んでいます。
インスタ風には、こんな感じでしょうか。(^。^)
禅居庵には、開運祈願に多くの方々と共に、祇園や宮川町の芸舞妓さんや、
南座に出演する役者さんもお参りに来られる事もあるそうです。
《禅居庵》
〇所 京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町146
〇拝観料 境内無料
〇参拝時間 9:00~17:00
〇アクセス 京阪電鉄「祇園四条」下車徒歩約10分
市バス「東山安井」下車徒歩約10分