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先日訪問したネパール南西部バルディア国立公園のロッジで、ウェルカムドリンクにベルのジュースを出してくれました。
ベルというと、ネワール族の女性が人生のうち1回目の結婚相手として用いられる果物として知られています。ネワール族の女性は大人になって人間の男性と結婚する前に2回結婚の儀式を行う慣習があるのです。1回目はベルの実、2回目は太陽と。
カトマンドゥでは、このようなネワール族の儀式の際に用いられるベルの実ですが、これを食べたり飲んだりすることはあまりありません。
訪問先一帯にベル林が広がっており、ジュースを作る工場もありました。工場の裏には、絞りおえた後のベルの皮がどっさり。
この辺りではベルジュースは商品化されており、ローカルな商店でも販売されています。
しかし、この辺りで販売されるだけで、カトマンドゥへの出荷は追いつかないとのことでした。
みかんジュースの様な味わいの、この辺り特産ともいえるベルジュース。
バルディアへ行くことがあれば、是非探してみてください。