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地球の歩き方読者の皆様こんにちは。ポートランド在住の東リカです。
今年のバレンタイン、盛り上がりましたか?
こちらは、昨晩、ルイス&クラーク大学のチャペルで開催されたソプラノオペラ歌手、オードリー・ルーナ(Audrey Luna)のコンサートに行ってきました。主催は、ポートランドの非営利団体「ポートランド・コンサート・オペラ(Portland Concert Opera)」。
ポートランドには、1964年に創立した「ポートランド・オペラ(Portland Opera)」というオペラカンパニーがありますが、こちらとポートランド・コンサート・オペラ(以下PCO)は全く違う団体です。
PCOは、「Sitzprobe(ジッツプローベ:ドイツ語で初めてオペラの役者がミュージシャンと音合わせをする稽古のこと)」の感動をオペラを知らない人にも届けていきたい!という思いから生まれたそうです。
つまり、通しのオペラやオーケストラのコンサートではなく、別々で練習、活躍してきたオペラシンガーとミュージシャンの共演を、稽古場のようなカジュアルな雰囲気で、小さな施設で誰でも見ることができるように活動していくんだとか。
発起人の1人は、アートディレクターを務める指揮者のランス・イノウエ(Lance Inouye)さん。全米やロシアでオペラの指揮を務めてきた方です。
今回、PCOのリラウンチ後の初のコンサートでしたが、ランスさんが、ご実家がオレゴンというオペラ歌手、オードリーさんとお友達ということで、彼女が里帰り中に急遽、贅沢なコンサートが開催されたのでした。
というもの、このオードリー・ルーナさん、メトロポリタン・オペラ(The Metropolitan Opera/MET)をはじめ、世界で活躍するアメリカ期待の星なのです。グラミー賞受賞歴や「METで過去最高の高音を出した(singing the highest written note)」という記録も持っています。
いやー、ほんっと、圧倒される素晴らしい声でした!ニューヨークに長く住んでいた友人たちも誘いましたが、一人、感動して泣いたって言ってました。
それに、やっぱりランスさんや高校生のソプラノシンガー、イッサ・オカモト(Issa Okamoto)さんなど日系人の活躍も嬉しいのです。
PCOラウンチメンバー。中央がオードリーさんとランスさん
これからもPCOは、年に2度ほど、通常はオペラシーズン外に公演を行う予定だとか。ぜひぜひチェックしてみてくださいね!