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コミュニケーションを取ることがとにかく大事なブラジルの文化

Harumi

Harumi

アメリカ・フロリダ州特派員

更新日
2019年4月28日
公開日
2019年4月28日
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Olá! Tudo bem? Harumiです。

YouTubeで上げている動画でもいつも「コミュニケーション、コミュニケーション」と発言していますが、ブラジルで生活するにあたってはとにかくこのコミュニケーションの重要性について考えさせられます。https://www.youtube.com/c/HarumiSato-porutogarugo

まずブラジルの挨拶の仕方をご存知でしょうか?

地域によって多少の差はありますが、基本的にハグをしてほっぺにキスをする。

ブラジルではとにかく人と人との距離が精神的にも物理的にも近いです。

挨拶だけではなく日頃の家族や友達とのやり取りにおいても、本題に入る前に必ず相手が元気かどうか、仕事などの近況や相手によっては家族のことを聞いたり、悪く言えば「余分な話」をたくさんします。

もしそれを飛ばしていきなり本題に入ることは「冷たい人」という印象を与え失礼にさえなります。

日本人だったら「相手が忙しいかもしれないし、、」と気を使って余分な話は避けようもんですが、物は見方を変えると景色が全然違いますね。

他にも例えばレストランや商店などで物の値段がわからない時が多々あります。

お店だとバーコードを読み取って値段を調べられる機械も置いているんですがそれ自体が壊れていたり動いていない場合も多いので、そうなると店員さんに聞くしかありません。

「これはいくら?」「今日のオススメは?」

レストランのメニューに書いてあるものがその日は無いかもしれません。それも日本だったらこちらから聞かなくても最初から書いてあったり言ってくれたりするかもしれませんがブラジルはそんなに親切ではありませんので、事あるごとに人を呼んで聞くしかありません。

私はブラジルに来て7年になりますが、この密な人間関係が「いいな」って思うこともあれば正直「面倒だな」って思うこともありました。自分の精神状態によってそういったことを繰り返してきましたがここ最近はやっぱりこれがブラジルのいいところだな、と心から思えるようになりました。

動画でも語学の勉強方法などの話をすることが多いのですが、言葉を学ぶにはやはりコミュニケーションが必須なんです。試験用の読み書きだけの勉強は置いておいて、話す力を伸ばすにはやはり人と関わって話すことが一番の近道だと思います。

そう発信しながらじゃあ自分はどうなのか、と問い質してみると正直あまり心を開いてコミュニケーション取ってきませんでした。だからこそその重要性に今改めて価値を見出しているのかもしれません。

ブラジル人にも当然色々なタイプの人がいますが、基本的には皆んな明るく喋るのが好きです。そういう「話しやすい人」と友達になって関わることで言葉は自然と覚えていくし、それよりも大切なものを手に入れられます。

人と関わることは時に疎ましく一人でいた方が楽、と思うこともありますが、そんな人でも一生誰とも関わらない人生なんて有り得ません。じゃあ自分の都合のいい時だけ人と関わりたい、と思うのも自分勝手じゃないですか。

ブラジルには「必要な時だけ連絡を取る」という考えは基本的にありません。

前もって何かの約束をしたとして当日まで全く連絡を取らずに放置しておいた場合、ブラジル人は恐らくその約束は忘れているかキャンセルになったと思って他の予定を入れてしまいます。

とにかくずっと連絡を取り続けることが人と繋がっているという証になるので「言わなくてもわかるだろう」という日本人の考えとは真逆です。

ですのでブラジルに住んでいたりブラジル人と関わる場合はそこにちょっと注意してたくさんコミュニケーションを取っていきたいですね!

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