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今月6日パリ市内マドレーヌ広場にIKEA(イケア)がオープンしました。IKEAとは日本の方もご存知、世界展開しているスウェーデンの家具量販店です。今までパリ郊外には店舗があったのですが市内は今回が初。オープン初日は大勢の人が並び、パリのマスコミからも大々的に取り上げられました。
そのIKEAパリ・マドレーヌ店の開店初日に行ってみました。
店の前は平日にも関わらず多くの人が長い列を作っていました。ただし列の長さに比べれば、スムーズに列が店内に吸い込まれていましたので、それほど入店まで時間はかからない感じです。また初日はIKEAグループのCEOジャスパー・ブローディンさんやIKEAフランス社長、パリ市1区の区長などが立ち会いのもと、開店セレモニーも開かれました。
© Inter IKEA Systems B.V. 2019_Julien HAY.
日本も同じだと思いますが、IKEAが人気の理由は安くてデザインが良いものが売られているということ。今までIKEAを訪れたい場合は、パリの北部または南部にある郊外の大型店舗まで、バスや車などを使い行くしかありませんでした。それがパリ市内で手軽に買えるようになり利便性がとても増しました。
店内は日曜雑貨から大型家具までそろっていますが、やはり都市部で店舗面積が広く取れないということもあり(それでも5400㎡あります)、特に大型家具類でディスプレーされている商品は限られています。ただし生活雑貨はそれなりにそろいます。パリ市民にとってかなり良い選択肢の一つになっていくのではないでしょうか。
IKEAのもう一つの特徴は店内にあるレストラン。こちらも家具同様にお値打ちな価格設定で食事をできるのですが、パリ・マドレーヌ店にも併設されています。ただしパリ・マドレーヌ店の場合は、サラダのような軽食やスイーツなどが中心。郊外の大型店にあるようなレストランではありません。しかしサラダなどはオフィス街の中にある店舗のため、ランチなどで需要が結構高いと思われます。
会計は各所でセルフレジが大幅に導入されています。
今回のパリ・マドレーヌ店で注目したいのが同店限定のグッズ「Förnyad」コレクションです。かつてパリのサン・トノーレ通りにあった人気セレクトショップ「コレット」のサラ・アンデルマンと、オーストラリア出身のグラフィックデザイナー、クレイグ・レッドマンがコラボしたもので、大きな目とコレットらしい水玉模様が特徴的なデザインです。
ソファー、イス、ゴミ箱、ノート、鉛筆、マスキングテープ、IKEAのエコバッグなどといったグッズで展開されています。IKEAのためお値打ちですし、現時点ではパリ・マドレーヌ店またはIKEAフランスのみの販売ですので、フランスのお土産としても良いかもしれませんね。
【データ】
住所:23 boulevard de la Madeleine 75001 Paris
営業時間:9〜20時(日曜は11時〜)
定休日:無
最寄り駅:地下鉄8、12、14号線Madeleine