• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

慶尚南道密陽市への旅-観光編

なかしまかずえ

なかしまかずえ

韓国特派員

更新日
2019年5月10日
公開日
2019年5月10日
AD

今回、密陽の旅で楽しみにしていた場所が【位良地(ウィヤンモッ)】です。

韓国ドラマ【麗~花萌ゆる8人の 皇子たち~】で、ドラマの最初に表示される年齢指定画面の背景や、

7話の最初でヘ・スが女官になりワン・ソに、宮中がどんなところなのか尋ねているシーンで出てくる

ロケ地の池が、位良地です。(ここは宮中の設定として出てきます)

劇中でも大きな樹木に白い花が咲いていますが、この花はモクセイ科のヒトツバタゴの花で、

4月後半から5月の初めがちょうど開花時期ということもあり、密陽のあちらこちらでもヒトツバタゴが

咲いているのがとても印象的でした。

位良地に到着し、まずは位良地を一周しながら池の景色を堪能することに。

ここは別名【ヒトツバタゴの森】と呼ばれているようで、

2016年に美しい森全国大会で優秀賞を受賞している場所です。

位良地の「位良」とは良民(民)を意味し、陽良池とも呼ばれていて、

統一新羅時代から高麗時代(約700年~1300年)の間にできたと言われています。

昔は周囲が2㎞ほどの大きな貯水池だったようですが、

どんどん小さくなり、現在は166mの大きさです。

この池には【宛在亭】というこじんまりとした韓国伝統家屋があり、

池のどこからでも池との調和した景色を楽しめますが、

やはり一番美しいのは、まさにここからの景色です。

フォトスポットもつくられているので、すぐに見つけることができます。

宛在亭の入口にある橋を渡り宛在亭の中に。

宛在亭は、李氏王朝14代王の時代の武士鶴山・権三変(1577~1645)が10年の捕虜生活後、

東屋を建てて暮らしたいと思っていたこの地に戻り、東屋の名前と詩文まで考えていたそうですが、

それを果たせぬまま死を迎え、その後に彼の子孫が1900年に完成させた東屋です。

宛在亭の目の前にあるこの門は、ドラマ「麗~」の劇中で、ヘ・スとワン・ソがこの門を入り、

「宮中は誰も信じられない孤独なところだ」というワン・ソに対して、

ヘ・スが宮中で「私は一人じゃないから大丈夫です。あなたがいるでしょう」と

話しをしていた場所です。

実際、この門から見る景色は、、、

やはり素敵でした!!

最後に、密陽の旅のアドバイスとして、

密陽アリラン大祭り(今年は5月16~19日)が開催される5月頃がおすすめです。

【位良地】

住所:慶尚南道密陽市赴北面位良里

アクセス:密陽市外バスターミナルから【4大項3】バスに乗車後、【位良停留所】で下車し徒歩7分

観覧料:無料

トップへ戻る

TOP