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Tere!(エストニア語で、こんにちはの意)
以前、「5年に1度! 2019年 エストニア歌と踊りの祭典(ユネスコ世界無形遺産)について♪」(https://tokuhain.arukikata.co.jp/tallinn/2018/08/2019.html)でご紹介しました通り、今年2019年は、エストニアで歌と踊りの祭典があります(昨年2018年は、ラトビアとリトアニアで歌と踊りの祭典がありました)。
バルト三国の歌と踊りの祭典は、世界遺産に指定されるほどの祭典で、5年に1度の開催は見逃せません。
特に昨年2018年、建国100周年を迎えたエストニアにとっては、今年2019年の歌と踊りの祭典は大切な祭典です。
ぜひ事前にチケットを購入して、エストニアの歌と踊りの祭典を楽しんでいただきたいです。
が!もしチケットが完売してしまっても少しだけ大丈夫!
7月5日に民族音楽を楽しめるひとときがあるので、会場に入場でき、音楽を楽しむことができます。
(Folk music party on Friday, 5 July at 2 pm. FREE)
詳しくは
なお、
英語で検索するときは、2019 song and dance festival Estonia
エストニア語で検索するときは、2019 Laulupidu でいいと思います。
・・・いつもならここで記事を終わらせるのですが、歴史的背景も知ってもらえたらと思い、今回はもう少しだけ書かせていただこうと思います。
少しだけ書きますと、1991年に再独立(独立回復)するまでのエストニアでは、外でみんなで集まってエストニア語の歌を歌うことは禁止されていたそうです。そのことを思うと(そして、今みんなで楽しそうによく歌っている普段の生活と比べると)、胸が締め付けられる思いです。
エストニア人にとっての歌や踊りは、日本人にとってのお花見や夏祭りみたいな位置付けだと私は思っていて、もしロシアの支配下になったからという理由で日本のお花見や夏祭りが禁止になったら、心がえぐられるような気持ちになると思うのです。特にエストニアの冬は日本の冬よりもずっと長く暗く寒い冬で、その冬がやっと終わって、さあ春だ!花が咲いた!というときに、自国の歌を歌えないというのは本当につらかったと思います。
・・・話が長くなってしまいそうなのでここまでにしますが、もしよかったら、エストニアの歴史と歌に関心を持ってもらえたら幸いです。
2019年の歌と踊りの祭典、どうぞお楽しみください^ ^