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カザンラクのバラ博物館とバラ摘み体験記

チカ

チカ

東京特派員

更新日
2019年6月16日
公開日
2019年6月16日
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前回カザンラクのバラ祭りのお話をしましたが、バラ祭りに遊びに行った際に少しカザンラクの町を探索したり、バラ摘み体験をしてきました。

今回はその時に訪れたバラ博物館、ローズガーデン、バラ摘み体験のご紹介です。

バラ博物館について

カザンラクのバラ祭りメイン会場から徒歩10分程度の場所にあるバラ博物館。

こちらの博物館ではローズオイル(アロマセラピーなどで使用されるバラのエッセンシャルオイル)の歴史や製造方法についての説明や過去に実際に使用されていた抽出機材の展示が行われています。

2016年にリニューアルオープンしたばかりでガラス張りの近代的な建物でした。

以前は別の場所にあり、カザンラクの町からは車がないと行けない場所にあったけれど、移転したそうです。移転したおかげでバラ祭りに訪れた方が足を運びやすくなりました。

中庭には色とりどりのバラが咲き誇り、その中央にはローズオイル抽出のため過去に使われていた抽出機材が展示されています。

私たちがここを訪れたのは6月1日、バラ祭りの最も盛り上がる時期だったこともありローズ製品の販売が博物館内で行われていて、賑わっていました。

普段もここまで盛大ではないものの、ローズ製品の販売を行っているそうです。

館内の説明文はブルガリア語と英語です。

あまり広い博物館ではありませんが、アロマセラピーに興味がある人ならとても興味深く楽しい場所でした!

ローズガーデン

バラ博物館の周りにある公園です。

季節によりますが、バラ祭りの時期はやはりバラが咲き誇っていて素敵でした。

バラ祭りの観光客だと思しき方々が、頭に造花のバラの冠をつけて撮影している姿がよく見られました。

公園なので遊具も充実していて我が家の子供達も楽しそうに遊んでいました。

小さなお子様連れでバラ祭りにお越しの際には、お子様のストレス発散をかねて訪れる価値があると思います。

またバラ祭りの期間のため公園内にもいくつかテントがあり、鉢植えの販売や無料のボディペイントなどを体験することができました。

私と娘は腕に可愛いピンクのバラの花を描いてもらい、バラの冠を被って雰囲気を楽しみました。

●バラ博物館●

住所:park Rozarium,ul.Boubushka,6200 Rozarium, Kazanlak, Bulgaria

電話番号:+359 431 640 57

開館時間:9:00~17:30

休館日:なし

バラ摘みについて

最後にバラ摘みのご紹介です。

バラ祭り期間中には週末指定された地域のバラ畑が解放されていてバラ摘みを体験することが可能です。今回私はローズオイルの仕事をしている友人にお願いをしてバラ畑にお邪魔しました。

ローズオイルを抽出するために使うバラのほとんどはダマスクローズという種類です。

ダマスクローズは一般的なバラと比べると手のひらサイズの小ぶりなバラですが、その香りは独特で甘いながらもすっきりしています。

観光としてのバラ摘みは日中でも体験可能ですが、実際にローズオイルを抽出するためのバラは朝早くから摘み始め日が昇りきる前に収穫を終えます。

その理由は太陽の光に花が晒されるとその日差しと乾燥などにより香りが飛んでしまうため。

摘み取るのは花が開いたバラのみ。つぼみはそのままにしておきます。

前日に咲いた花はピンクの色がより淡くなり、触れるとすぐに花びらが落ちてしまうほど乾燥していました。一方、その日に咲いた花はみずみずしくはっきりとしたピンク色をしていて、香りも強かったです。素人から見てもこんなにも違うものかと驚くきました。そしてこれほどはっきり差が出るため、早朝から作業をするのかと納得しました。

ローズの収穫時期は5月中旬から6月初旬。抽出されたローズオイルが市場に出回るまでには約2~3週間かかるそうです。

そのためブルガリアは今、1年で最も新鮮なローズ製品が溢れている時期です。

ブルガリアに訪れる際にはぜひみなさんローズ製品をチェックしてみてください。

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