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【パリ航空ショー】世界の最新鋭機が頭上を飛ぶ2年に1度の催しに行こう

守隨 亨延

守隨 亨延

フランス特派員

更新日
2019年6月18日
公開日
2019年6月18日
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(次世代戦闘機の開発協定の調印に臨むマクロン仏大統領ら)

パリ北郊外ル・ブルジェ空港では6月17日から同23日までパリ航空ショーが開かれています(一般開放日は同21〜23日)。同イベントは2年に1回開かれる航空宇宙産業の見本市で、最新の旅客機や戦闘機から関連部品や技術まで、航空宇宙産業についての展示が行われています。

空港内の駐機場に並んでいる飛行機は内部を見学できる場合もありますし、隣接する滑走路からはタイムテーブルに合わせて最新鋭機が飛び立ち、見本市会場上空をデモ飛行します。戦闘機などが轟音を轟かせてその運動性能をアピール。実際に飛ぶ姿を見られます。

(トルコが開発する第5世代戦闘機の実物大模型)

フランスにとって航空宇宙産業は重要な産業の1つです。そのため毎回、大統領も視察に訪れます。初日午前にはマクロン仏大統領が政府専用機でル・ブルジェ空港に降り立つと、展示されている各飛行機やブースを順に訪問。多くの人だかりができました。

初日にはフランス、ドイツ、スペインの3カ国がフランスの航空機メーカー、ダッソー・アビアシオンおよびエアバスと共に進める次世代戦闘機の開発協定の調印式も行われました。式にはマクロン仏大統領とパルリ仏軍事大臣に加えて、フォンデアライエン独国防相、デ・コスペダル・スペイン国防大臣などが立ち会いました。

日本からもいくつか出展しています。川崎重工業が製造し航空自衛隊で運用されている海上自衛隊の哨戒機P-1は前回の2017年に続く展示。同じく川崎重工業が造る航空自衛隊の輸送機C-2が今回初めて参加しました。

三菱航空機が開発を進める旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)改めスペースジェットも、前回に引き続き今回のパリ航空ショーに来ています。

各飛行機やブースを巡っていると、空に爆音が。見上げるとフランスのダッソー・アビアシオン社の戦闘機ラファールが会場上空を飛びました。続いてエアバス社のA330が悠々と空を飛びます。

各国の企業ブースでは他にもさまざまな催しが行われています。アメリカパビリオンではアポロ計画で任務に就いた宇宙飛行士のパネルディスカッションが行われていました。

(アポロ7号のウォルト・カニングハムさん、アポロ16号のチャールズ・デュークさん、アポロ15号のアルフレッド・ウォーデンさん)

飛行機の専門家からファミリーまで、幅広く楽しめるイベントです。ただし、飛行機が並ぶ駐機場は日陰が少なく暑いため、晴れた日の日よけ対策は万全にしてお出かけください。

【データ】

住所:Parc des Expositions Paris-le Bourget, Aéroport Paris-le Bourget 93350 Le Bourget France

営業時間:8時30分〜18時

開催期間:2019年6月17日〜23日(一般向け開放日は6月21〜23日)

入場料:15ユーロ

最寄り駅:RER B線Le Bourget

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