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来週のフランスは広範囲で35〜40度の記録的な猛暑に【フランス気象局】

守隨 亨延

守隨 亨延

フランス特派員

更新日
2019年6月22日
公開日
2019年6月22日
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今年は6月になっても肌寒い日が多く、最近になってようやく夏らしい日が増えてきたなと思っていたら、来週はかなりの気温上昇が予想されます。

フランス気象局が発表した6月21日時点での予報によると、6月24日からの週はフランス本土の広範囲で35〜40度まで気温が上がりそうです。パリでは最高気温が39度、リヨンでは40度になり、猛暑は週末まで続きます。原因は北アフリカ諸国やスペイン方面から押し寄せる熱波です。

来週のパリとリヨンの予想気温

パリの6月24日(月)日中の最高気温は32〜34度に上昇。夜は20度まで下がります。6月25日(火)の最高気温は35〜38度の予報。そして6月26日(水)〜28日(金)にかけての日中は最高気温が36〜39度になる見込みです。一方で最低気温は、22〜24度と予想されています。日中と夜の気温差が、かなりあります。

またパリの都市部と周辺の農村部では、ヒートアイランド現象により年平均で2〜3度の気温の差が出ています。ちなみにパリを中心とする首都圏の6月1日〜8月末までの平均気温は19.9度です。

フランス中部リヨンはパリよりさらに高い気温になると予想され、6月24日(月)の日中は最高気温が34〜36度です。夜は20度まで下がります。6月25日(火)〜6月28日(金)は最高気温が37〜40度、最低気温は22〜25度です。

過去にフランスが記録した猛暑日

過去には40度以上を記録した夏もありました。フランス気象局によると、観測史上、最高気温のトップ3は2003年8月12日にフランス南部サン・クリストル・レ・アレスとコンケラックで記録した44.1度。次いで2003年8月6日に同コンケラックで記録した44度、2003年8月4日にフランス中部南西サン・ジェリーで記録した43.9度でした。

最低気温でもっとも上がった日のトップ3は、2017年8月1日コルシカ島マリニヤナの30.5度、2番目が2018年8月4日フランス南西部ペルピニャンでの30.3度、そして2003年8月14日コルシカ島カルビの29.8度です。

パリは夏でも涼しい日が多いため、ホテルはクーラーを完備していないところが多くありますし、屋根の下に当たる最上階では空調があっても効きが悪いこともあります。特に旅行者は海外で不慣れなことも多いですので、日本にいる時以上のこまめな水分補給と、暑さ対策を行うことをおすすめします。

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