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こんにちわ。オーストラリア大陸からアデレード特派員のさくら麻美です。
現在、西オーストラリア州と南オーストラリア州を結ぶナラボー平原にいます。
南に下りるにしたがって気温も徐々に下がり始め朝夕はかなり寒さを感じるこの頃。
東西南北、州によって時間も違えば、気温も違う。。。大陸の広さをますます感じているのです!
さて南オーストラリアに長く住んでいて思っていたことは、生活慣習や文化など、他州もそんなに違わないだろうということ。
ところが他州でびっくりしたことがあります。
今回は西オーストラリア州のブルーム(Broome)という街について感じたことと共に紹介します。
↓ブルーム産のジンジャービール(Ginger beer)はなんとアルコール飲料
オーストラリアでGinger beerは普通はノンアルコール。でもMatosoでは、ジンジャービール(Ginger beer)の他にもマンゴビール(Mango beer)、チリビール(Chilli beer)などがあります。すべてアルコール飲料。↓
↓空から見るブルームの街↓
びっくりしたこと①日本人が少ないのに、大きな日本人墓地がある事実
人口は15,000人前後。町は比較的大きいのに日本人を見かけません。なぜ、ここに大きな日本人墓地があるのか
↓秘密はこれにありました↓
これは養殖されたオパール。このオパールが日本と深い関わりがありました。
中心地から車で10分ほど離れた場所に日本人墓地があります。なぜこんなところに日本人墓地があるかというと、1880年ぐらいから、ブルームでは多くの日本人ダイバーたちがこのオパール養殖に携わっていました。日本人の真珠狩りの技術が重宝されていたようです。
この日本人が、原住民アボリジニと結婚をして生涯を終え、その方たちの墓地が今こうして日本人墓地と残っているのだとか。
日本人街もあったそうですが、今では純粋な日本人は数えるほどしかいないとのこと、どうりで日本人を見かけないわけです。
↓週末に行われるハンドクラフトマーケットは地元のアーティストやキャンパーアーティスト(キャンプしながら色々な場所のマーケットに出没するアーティスト)などが多く出品、とても人気らしく土日二日間とも大盛況↓
↓ブルームの街にはたくさんのバオバブの木があります。コーヒー屋さんのカップにはそれを象徴するかのようにバオバブが↓
西オーストラリアのバオバブの木についての記事はこちら→バオバブの木
↓マーケット会場にも大きなバオバブの木が↓
↓近くのビーチにもバオバブが↓
びっくりしたこと②信号がない町
このくらいの人口だと町中で見かけるのは信号機。。。
なのですが、このブルームには信号がない!
信号待ちがないというには運転をしていてストレスが全くありません。
↓ところどころに緑が植えられていて(現在、工事中)町の作りがゆったりしています↓
↓その昔は一部日本人街もあったと言われている町の中心部↓
びっくりしたこと③ヘルメットを装着していない自転車乗りがちらほらと
南オーストラリア州では、かなり厳しい自転車走行時のヘルメット装着なのですが、こちらではヘルメットをつけていない人を結構、見かけました。
「オーストラリア全州でヘルメット装着が義務付けられていると思ったけど?西オーストラリアは除かれる?」の質問に返ってきた答えは
「西オーストラリアも当然、義務」とのことでした。
暖かい場所だから開放的な気持ちで自転車を楽しんでいるのかもしれませんね。
↓ブルームの町中のビーチからの夕日↓
今回は、西オーストラリア州ブルームという町でびっくりしたこと3つまとめてみました。
オーストラリアといえども、州によってあるいは町によって習慣や文化の違いがあることを改めて感じました。
次回もまだまだ続きます、オーストラリアキャンプでのお話、お楽しみに。
(photo & txt Asami Sakura)