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5月下旬に行ったウェールズ旅行では、デビルズ・ブリッジという名前だけ聞くと怖そう?な観光名所にも行きました。悪魔の橋なんて、物騒な地名ですよね。険しい渓谷や谷川がいくつもあるこの土地で、言い伝えられてる民話が元ネタなんだそうですよ。
「昔々、ここに1人の老女が住んでいました。ある日、自分が飼っている牛がいなくなってしまい探しに行ったところ、川の反対側で草を食んでいるのを見つけました。
どうやったら牛を自分のいる岸に連れ戻せるか困っていたところに、悪魔が登場。そして老女に『橋を作ってやろうか。でもその代償として、その橋を最初に渡ったヤツの魂をいただくぜ~ヒヒヒ』と悪魔らしい提案。牛を取り戻したい老女は、それに同意しました。
でも悪魔が橋を作ったとたん老女はすかさず一片のパンを反対岸に投げたため、そのパン欲しさに彼女の飼い犬が橋を渡っていった!
つまり悪魔は犬の魂しか取れず、機転の利いた老婆は大切な牛も自分も魂を奪われずに済みました。めでたし、めでたし」という話。(飼い主に見捨てられた犬に同情しちゃうのは現代人の感覚でしょうか、、、)
という伝承民話がある渓谷で、私たちが泊まったのは「ザ・ハフォッド(The Hafod)」。1830年代に建てられた狩猟用ロッジを改装した、クラシックで趣きのあるホテルです。
もちろん客室は現代のニーズに合わせて、居住性を最優先に改装されています。なのに狩猟用ロッジだった頃の雰囲気も、そこはかとなく感じられるカントリー・テイスト具合が上手いなーと思います。
それに、やっぱり窓からの眺めが最高!新緑したたる渓谷を眺め降ろして、気持ちの良い時間を味わえました。
朝食は1階(イギリス式に言うと地階=グラウンド・フロア)のレストラン兼バー兼カフェにて。
私のはエッグズ・ベネディクト。そして同席したメンバーは、典型的なイングリッシュ・ブレックファーストを注文しましたよ~♪
実は夕食もここで頂いたのですが、夜は更にメニュー豊富で美味しかったです。この周辺には徒歩で行けるレストランやカフェは殆どないので、ホテル内レストランのクォリティってすごーく重要!その点でも、ほぼ申し分ないと思いました。
先ほど書いたように目ぼしい飲食店は徒歩圏にないものの、こちらのデビルズ・ブリッジ駅は歩いて2分の至近距離にあります。笑 産業革命時代に地元で採れたスレート(粘板石)などを運搬した鉄道ですが、今でもその蒸気機関車に乗れるんですよ。
悪魔の橋なんていう名前とは裏腹に、のどかで美しいウェールズの渓谷と清流。ぜひ一度、見に来てくださいね!
Address: The Hafod, Devil's Bridge, Aberystwyth, SY23 3JL
Telephone: 01970 890 232
URL: https://thehafod.co.uk/
取材協力:英国政府観光庁
URL: https://www.visitbritain.com/jp/ja
VisitWales
URL: https://www.visitwales.com/