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ブルガリアの首都・ソフィアの中心部の南東には、森と見間違えるほど広い公園があります。
ボリソヴァ公園です。
Borisova Gradinaと英語では表記され、日本語の観光サイトなどでは、ボリソヴァグラディナ、ボリス公園などと表記されます。
元々はブルガリア王国最後の王様であるボリス3世の希望で整備された公園で、現在はブルガリア市民の憩いの場となっています。
1882〜1884年に作られた公園で、その面積は360ヘクタール!
あまりに広いため、公園の間には大きい道路も走っており、大きく分けると4つに分断されています。駅でいうと地下鉄のVasil Levski Stadium駅とJoliot Curie駅に挟まれています。
広い公園の中には、森のような森林地帯があり野生のリスや鳥に出あえたり、池には鴨や魚がいたりします。
自然だけではなく、広い遊具エリアや乗馬施設があったり、さまざまなモニュメントがあったりと見どころ盛りだくさんです。
エリア別にどんなことができるのかご紹介します。
Vasil Levski Stadium駅からのアクセス:乗馬クラブや森林浴が可能!
Vasil Levski Stadium駅はその名の通り、ヴァシル・レフスキ国立競技場という場所のすぐそばにあり、競技場の周りにはボリソヴァ公園が広がっています。
競技場のすぐ裏手には乗馬クラブがあり、4歳以上の子供からは馬に乗ることもできます。
予約などは特に必要ないので、私も息子や娘を連れてときどき馬を見に行っています。
駅を出て競技場を右手に見ながら通り過ぎると、アリアナ湖という人口の湖が広がっています。
秋にはこのように水が抜かれてしまいますが、アリアナ湖では夏場はボート、冬場はスケートが楽しめます。
また、この湖の周りにはイタリアンレストランやカフェもあり、休憩することもできます。
アリアナ池を通り過ぎ公園の中へ進んでいくとプレイグラウンドエリアがあります。
Playground"Elephant"と呼ばれるこの遊具エリアは週末家族連れでにぎわっています。
そのすぐ隣にある小さな池には鴨がいて、ベンチに座って鴨を眺めることも可能です。
ちなみに、ブルガリアでメジャーなスポーツのひとつにサッカーが挙げられますが、サッカー観戦のある日の近辺には、人があふれかえります。時には「暴動」が起こることもあるので注意してください。
Joliot Crie駅からのアクセス:都心での森歩きや朝ランにも最適!
ボリソヴァ公園を挟んで反対側のJoliot Crie駅は、日本大使館の最寄り駅です。
こちらからはボリソヴァ公園の南側にアクセスすることができます。
ボリソヴァ公園の南側は、公園というより森林が広がっているという印象です。
夏には青々とした木々の生命力を感じ、秋には紅葉を楽しむことができます。
冬には雪深いソフィアなので、雪の降った日にボリソヴァ公園の南側に入っていくと、まるで別世界にいるような感覚に陥ります。
こちら側では小鳥やリスなどの動物によく出あうことができますし、朝ランや犬の散歩をしている人にもよく出あいます。
このように広大な敷地とさまざまな側面をもつボリソヴァ公園。
ゆっくり散歩をしたら3~4時間はかかります。
ソフィアに滞在される際、自然に触れたくなったらぜひ訪れてみてください。
●ボリソヴァ公園(Borisova Gradina)
・所在地:下記GoogleMap参照
・最寄駅:地下鉄M1 Joliot Curie駅or Vasil Levski Stadium駅
・開園時間:24時間
・休園日:なし
・入園料:なし
・公式サイト:https://borisovagradina.com