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犯罪から身を守る方法、大使館からもお知らせ

HIROMI

HIROMI

東京特派員

更新日
2019年11月9日
公開日
2019年11月9日
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大使館よりパリ市内でスリ,置き引きが多発しているとのお知らせがありました。

2019年1月~9月までのパリ市内犯罪発生件数を数値化したところ、暴力を伴う犯罪件数が急激に増加している旨が報じられています。特に以下の地区での犯罪被害が増加していると報じられています。

暴力被害(盗難を目的とした被害を含む)

2019年1月から9月までに35,000件以上発生。2018年の同時期に比べて9%上昇。特に4区と1区における発生件数が著しく増加している。

4区:9ヶ月間で70%の上昇(特にマレ地区,市庁舎付近)

1区:9ヶ月間で40%の上昇(特にチュイルリー公園,ルーブル美術館付近)

大使館に報告のあった邦人の犯罪被害件数も増加しており、2019年1月~9月までに447件の被害報告を受けています(2018年の同時期は362件)。

テレビでもスリ集団に密着したドキュメンタリーを放送していました。パリは本当にスリが多いです。

鞄に入れていた携帯やお財布だけがすっぽりなくなっていることもありますし、鞄ごと持っていかれてしまうこともあります。

中でもアジア人は本当によく狙われます。警戒意識が低いと考えられているようです。

旅行できている方だけでなく、こちらに住んでいる人も被害にあっています。

ヨーロッパ諸国から引っ越してきた友人らからもそういった話はよく聞きます。ほかの国に比べても、またフランスのなかでもパリは随一スリのリスクが高いのです。

周囲の話や実体験を合わせて、私が考える対処法を挙げます。

-鞄は自分の目の届く範囲に身に付ける。

リュックサックはもちろん避けて、斜めがけバッグも体の前面に下げましょう。

-公共の場でスマートフォンは見ない、触らない。

難しいとは思いますが、スマートフォンを手に持っているだけで警戒心の薄さがバレてしまいます。歩きスマホは絶対危険です。できるだけ存在を見せないようにしましょう。

-高級ブランドを身につけない。

先日シャンゼリゼ通りで高級腕時計を盗まれた日本人の方がいましたね。財布や宝石だけでなく、腕時計も本当によく狙われます。旅行の間だけ割り切って持ってこないことが一番安全です。

番組では、ギャルリーラファイエットの前で日本人がすられている瞬間もありました。百貨店や高級店周辺も要注意です。

またカフェで机の上に置いたスマートフォンを、新聞などでさっと隠して持っていく手法も取り上げられていました。店内でも必ず貴重品から目を離さないでください。これはパリジャンたちも徹底して行っています。

警戒していてもなお、観光客を狙ったスリが横行しており、もっとアグレッシブな手法を取るチームも存在します。署名を求める人たちです。2人組から複数人までさまざまで、囲まれてあっという間にすられてしまいます。こうなったらとにかく走って逃げるしかないと思っています。

私が特にスリが多いと感じるポイントは以下の場所です。

・地下鉄の駅、車内

・チュイルリー公園、周辺

・ルーブル美術館周辺

・セーヌ川の橋、周辺

シャンゼリゼ通りやルーブル美術館周辺は用がなければ近寄らないようにすらしています。

幸い私はまだ被害にあったことはありませんが、荷物を触られたと思う経験は何度かあります。

せっかくの滞在、怖い思いをしたくありませんよね。身軽な格好でパリを楽しんでいただければ幸いです。

それではまた、à bientôt!

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