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ハロー、南オーストラリアからさくら麻美です。
珍しく涼しい日が続いているアデレードでは先日、ヴィーガンフェスティバルがありました。
今年の開催場所は昨年よりも広くて緑の多い公園内でした。
ふたつの公園が向い合せにあるのですが、ひとつはこのヴィーガンフェスタ、もうひとつは、チーズフェスタ。
ヴィーガンとチーズと相反しているフェスを一度に、近くの場所でやってしまうのがオーストラリア風ということで納得してしまいます!
私はもちろんヴィーガンフェスティバルの方へ行きました。
↓今年加わったのは、キッズのケーキデコレーションのワークショップ、子供たちに物を作ることの楽しさを伝えてます。
食べ物店が多く並ぶヴィーガンフェスタなのですが、会場には犬を連れた人がたくさんいます。ヴィーガンには動物好きが多いようです。
犬用のヴィーガンフードもあります!
今年もヘナのタトゥー屋さんは大人気。
オーストラリアの中で、さらに南オーストラリアでは、ヴィーガ二ズム(ヴィーガンの考え方)が急速に広まっています。
ヴィーガンに関心が集まる理由は、
①体重をコントロールする
オーストラリアといえば、お肉中心で甘いデザートを食べることが食事の中心でした。日本人のように外見を気にする人たちが少なく、食べたい物を好きなだけ食べ続けてきた「果ての姿」を反省する人が増えているのではないでしょうか。
◎ヴィーガン会場で売られているデザートは乳製品を使わないもの、甘いことには変わりありませんが(笑)
②疾患予防
糖尿病などの疾病予防のために食生活を改善したい人が増えてきました。また、日本料理=身体によいということが広がって、ヴィーガンだけではなく日本料理も人気です。クッキングのワークショップには、食事や料理への意識が高い人が集まりました。
◎心臓病を患ってから健康への意識が高まったアダム氏のおすすめレシピは、野菜たっぷりのカレーライス。食生活の改善と体力増強を続けてきたことで、今ではトライアスロンの選手として活躍中です。
③環境問題の改善
自然が多いオーストラリアだからこそ、地球温暖化の影響を大きく受けているのが現実で、環境問題について考える人が増えてきています。
会場内には、食べ物屋さんが並びますが、動物愛護団体の看板も目立ちます。
環境問題のパネルディスカッションでもたくさんの人が集まります。
2019年のヴィーガンフェスタは、子供たちを巻き込んでのイベント。ひとり一人が関心を持つことで、社会を変化させることができることを感じたフェスティバルでした。
(取材協力:Adelaide Vegan Festival 19事務局、txt & photo Asami Sakura)