
没500年レオナルド・ダ・ヴィンチ展がルーブルで開催中
2019.10.26
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ルーブル美術館で開かれているレオナルド・ダビンチ展が盛況です。ダビンチが遺したスケッチや絵画、またはそれらの赤外線写真、ダビンチの弟子たちの作品含め160点が、イタリア各地およびバチカン、ロンドンの大英博物館などから、この特別展のためにルーブル美術館に集まっています。
同展は2020年2月24日まで開催しているのですが、私の周囲でも、年明け以降でも予約がほとんど埋まっているという声も各所で聞こえてきます。どんな様子なのか、実際に訪れてみて確認してきました。
特別展の内容を取り上げた記事については、他でいろいろとありますので、入場までの様子など実用面を中心にお伝えします。
今回の特別展は予約制です。飛び込みで入場することはできません。予約はルーブル美術館のホームページから行えます(過去記事「ダビンチ特別展がパリのルーブル美術館で開催中、必須のオンライン予約方法まとめ【順に解説】」)。予約が完了したら、指定された日時にルーブル美術館へ向かいましょう。
特別展が開かれているのは、ルーブル美術館館内のナポレオン・ホールです。ナポレオン・ホールとは、ピラミッド入口もしくはカルーゼル・デュ・ルーブル側から入った先の、手荷物検査を抜けた後の中央スペースにあるホールです。常設展と特別展の入口は分けられています。特別展を見た後に常設展へ行くことも可能です。
▲左が常設展、右が特別展
ナポレオン・ホールの前には、指定時間前になるとダビンチ展の入場チケットを持っている人が、入場のための列を作っています。またダビンチの作品が大きくプリントされた特別展の表示がされるため、見つけやすいと思います。並んでいると係員が予約チケットを見て、ダビンチ展の入場チケットを持っているか、または指定時間通りかを確認します。
レオナルド・ダビンチ展は、常設展のチケットがあれば料金はかかりません。そのためパリミュージアムパスなどを使って予約した場合は(予約方法は過去記事「ダビンチ特別展がパリのルーブル美術館で開催中、必須のオンライン予約方法まとめ【順に解説】」)、時間指定の予約チケットと合わせて、そちらも係員に見せるようにしましょう。
特別展のホール内はかなり混雑しています。今回の特別展が人気である以上、仕方のないことですが、私が訪れたときは各作品をじっくり見られるという雰囲気は少なかったです。ただ、私の肌感覚で言うと、東京の美術館で開かれる人気企画展の混雑具合と比べれば、混んでいるとはいえ人数が抑えられているため、まだ見やすいかなと思いました。
特別展内を進んでいくと、『ブノアの聖母』『洗礼者ヨハネ』『ウィトルウィウス的人体図』などダビンチの有名作品が次々と展示されていますが、『モナ・リザ』は特別展内ではなく、ルーブル美術館内ドゥノン翼の常設スペースにあります。
とにかく、これでもかというくらいダビンチの作品が集まり、大変充実しています。あらかじめ時間に余裕を持って鑑賞することを、おすすめします。
【データ】
住所:Rue de Rivoli 75001 Paris
営業時間:9時〜18時(毎週金曜および第1土曜は〜21時45分)
レオナルド・ダビンチ展開催期間:2019年10月24日〜2020年2月24日
定休日:火曜
最寄り駅:地下鉄1、7号線Palais-Royal Musée du Louvre