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南オーストラリアから麻美です。
例年、40℃近くになる真夏のオーストラリアですが、今年はその異常さが早い時期から現れました。
オーストラリア・クリーンズランド州と隣のニュースサウスウェールズ州で、11月に入ってから最大規模の山火事が頻発しています。
人災による火災も多く、動植物への被害も多くなっています。
(写真:©iStock)
*クイーンズランド州のブッシュ・ファイヤー対策に関する情報は、ブリスベン特派員・ダームスちえさんのこちらのブログをチェック:
乾燥しているオーストラリア大陸で、南オーストラリアは最も乾燥している州として知られています。
夏の最も湿度が高い時で60%、通常で40%くらい。また年間を通してもあまり雨は降らず、貯水タンクを併設している家庭も多いです。
毎年、暑さが異常になってきていますが、今年は、その暑さが早くから。
↓町のあちらこちらにある火事のレイティングを示す標識
(写真:©iStock)
火災が広がるクイーンズランド州でのすべての火災が落ち着かないある日、南オーストラリアは40℃近くまで気温が上がりました。最大瞬間風速51㎞/hの熱風が吹き荒れて、山火事の緊急用ヘリコプターさえ飛べない悪状況の中での山火事です。
今回は、南オーストラリア州から山火事対策情報をお伝えしたいと思います。
★緊急時はトリプルゼロ(000)★
●常に新しい情報をチェック
南オーストラリア・カントリーファイヤーサービス(County Fire Service)で火災などの最新の情報を常にチェックしましょう。
●携帯ラジオを用意しておく
気象条件によってインターネットが繋がらない・停電になるということもあるので、電池式の携帯ラジオがあると、いざという時に役に立ちます。
●停電に備えて、(特に夏の場合は)エアコンなどで部屋を冷やしておく、またカーテンは閉めておく。
●水が出なくなることもあるので、ペットボトルなどに緊急用の水を用意しておく。
●火災が起こりそうな場所にいる場合は、早めに避難する(猛暑の場合での車での避難は危険も伴います)。
●CFSからの森林火災から身を守るための今やるべきこと! リストです
1.5分プランを立てる*というページであらかじめプランを立てておく。住所などをあらかじめ入れておくことで、近所で火災の危険度が増した時に用意すべきことや避難場所が見られるようになっています。
2. 家族や近所の人と避難プランを話し合っておく
3.変更可能な避難プランにしておく
4.家の周りを片づけておく
5.緊急用キットをいつでも出せるように用意をしておく(貴重品:特にパスポートや身分証明書、非常食、常備薬、飲料水、着替えなど)
6.避難場所を知っておく
7.天気予報などで最新の火災状況を確認しておく
8.CFSからのニュースレターを読んでおく
(写真:©iStock)
★最新の情報をチェックしておくことが一番のポイントです。
これから夏本番で、山火事の季節はまだこれから。
早め早めに対策で、家庭内・学校などで話し合っておくことも大切ですね。