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Bonjour こんにちは!
ストライキが始まって13日が経過しました。交通機関による影響は大きく、町のあちこちでトラブルが発生しています。
電車はほぼすべての線が止まるか本数を減らしての運行のため、メトロの駅構内には人があふれています。通勤時間はできれば使いたくないですね。
市内もパリ周辺も凄まじい渋滞のため、バスは歩くより時間がかかることも。
2019年10月の記事でもお伝えしたように、自転車での市内の移動はとても便利で楽しいです。
ストライキ続行中の現在、パリジャンも自転車とスクーター利用者が急増しています。
普段よりもさらに運転に注意が必要と思われますので、自転車のルールについて再確認です。
◆基本事項
+ヘルメットの装着
+自転車は車両扱い、車道を走行
※車の右側、または自転車専用レーンを走行
+道路では自転車マークに従う
+手信号でウィンカーを出す
◆禁止事項
+歩道を走る→135ユーロの罰金
+通話、音楽を聴きながらの走行→135ユーロの罰金
+飲酒運転→135ユーロの罰金
+信号無視→135ユーロの罰金
+超スピード運転→35ユーロの罰金
※ただし自転車は車両扱いで道路を走行するため、のんびり走ることも事故の危険性があります。
+定められた場所以外への駐車→35ユーロの罰金
※どこに停めても盗難の恐れがあります。自転車本体だけでなく、タイヤの前輪、後輪にもそれぞれ鍵をつけてください。
※ベリブも盗難の恐れがあります。一時駐車する際には周囲を確認してからにしてください。
+一方通行無視・
一時停止無視→135ユーロの罰金
※車と同じく道路標識を見てください。ただし「sauf vélo 自転車をのぞく」の表示があれば走行可能です。その場合、対向車に気をつけてください。
+手信号なしでの左折、右折→35ユーロの罰金
※左折の際は左腕を、右折の際は右腕で手信号を必ず出してください。
+2人乗り→35ユーロの罰金
+2人以上の横に並んでの走行→35ユーロの罰金
現在街には自転車やスクーターだけでなく、スケートボード、ローラースケートなど多種多様な手段が増えています。全員が運転に慣れているわけではなく、明らかに事故が増えています。
さらに車の運転手、特にタクシーは運転が荒く、自転車優先道路であっても煽り運転されることもあります。
私も自転車に乗る際は、事故を引き起こさないよう常に気を引き締めて運転しています。日本と違い車道を走るのに慣れるまでは怖いこともありました。
特に、rond-point ロンポワンと呼ばれるサークル状の形をしている交差点は日本にはあまり普及してはおらず、交通ルールを理解することが難しいです。代表的なロンポワンは凱旋門やバスティーユ広場で、付近になると、この先注意と道路標識が出ていますので、できるだけ避けて運転してください。困ってしまった際には一度下車し、押して歩くのもひとつの手です。
自転車に乗る際は車両を運転している意識を持ち、交通ルールを守って走行するよう心がけてください。
それではまた! à bientôt!