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明日はクリスマス・イヴ。ドイツ語ではHeiliger Abend(ハイリガーアーベント)と呼ばれています。友人や会社の同僚たちとパーティーでにぎわう日本とは違い、ヨーロッパでは家族や親戚で集まるのが伝統的なクリスマス。オーストリアでは24日の夜に皆で集まり、ツリーを囲んで楽しく歌を歌ったり食事をしたりします。
ここでは日本のように、24日の夜にサンタクロースがこっそりとクリスマスプレゼントを届けにきて、25日の朝にプレゼントを開ける習慣はありません。Christkind(クリストキント)と言って、女性の姿をしたクリスマスの天使がプレゼントを運んできてくれるのが子供たちの楽しみ。
また、日本では定番のクリスマスケーキも存在せず、おばあちゃんやお母さんたちがせっせとクリスマス前に焼いたいろいろな種類のクッキーを食べるのが伝統。
中でも三日月型のクッキー、Vanillekipferl(ヴァニレキプフェール)や薄いバタークッキーをジャムやマーマレードで挟んだものが一般的ですが、今回は我が家定番の、ナッツ感がたまらなくおいしいNussecken(ヌスエッケン)を紹介します。
ヌス(ナッツ)エッケン(角、コーナー)は、ヘーゼルナッツやアーモンド、胡桃を細かく砕いたクッキー。まず一番下には事前に焼いておいたクッキー生地を敷き、その上にバターと砂糖でキャラメリゼしたナッツのミックスをのせ、オーブンでじっくり焼きます。これは焼き立てのナッツ生地。
焼けた生地の粗熱が取れ固まったら、Ecken(エッケン)コーナー型にカット。
カットしたクッキーの端を、溶かしたクーベルチュールチョコレートに浸します。
あとはクッキングシートにのせて乾かすのみ。
冷やすとおいしさ倍増! 冷蔵庫に入れて保存します。2週間ほどもちますよ。
チョコレートが乾いたら、かわいいクリスマス缶に詰めて、でき上がり!
皆様も楽しいクリスマスを!★Frohe Weihnachten★
(フローエ ヴァイナハテン = メリークリスマス)