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こんにちは!Harumiです。
オーランドにいる日本人というのはロサンゼルスやニューヨークに比べると当然少ないでしょうが、それでも探せば結構いるようで「オーランド補習校」という日本語で日本の教育を教えてくれるような学校もあるんですね。
校舎自体は現地の学校を借用していて週に一回土曜の朝、3時間だけの授業をしてくれる。
教科書も日本で使用されているものをそのまま使ったり、運動会や卒業式などの行事を通して日本の文化も教えてくれるなど、海外で子育てをしている日本人の親からするととても魅力的な学校です。
私も現在一番上が4歳、でその下にもう2人の計3人の子育てをしていますが、国際結婚でついこの間までブラジルに住んでいたので子どもたちが一番強い言語はポルトガル語です。
ただ長女に関して言うとアメリカに越して来てすぐに現地の学校に通い出したのでもう既に英語で簡単な意思疎通はできます。ですので恐らく今後アメリカに住み続けるのであれば英語とポルトガル語はそれほど手を加えなくても覚えていくだろうと思われます。
ですが問題は日本語。私は娘が生まれた時から常に日本語で接するようにしているので聞く方は大方理解しています。
ですが話す方となると話は別で、日本語で話しかけてもポルトガル語か英語で返ってきます。
言葉を覚えるには会話のやりとりを見ないといけない、と聞いたことがありますがそれで言うとうちの場合は日本語を話すのは私だけでこれまで日本人の友達も周りにいなかったので子どもたちは日本語でのやり取りをこと見たがありません。
だから私の言うことは理解できたとしてもそれにどう返していいのかはわからないし、そうなると返し方を知っているポルトガル語や英語の方が楽なわけです。
私は昔も今もそしてこの先も言葉のことであまり子供たちにプレッシャーをかけるつもりはないのでアメリカに来てからこれまでの5ヶ月間も好きなように表現させていました。
ただ、日本にいる家族のことなどを想うと最低限の日本語ができるのはもちろん大切なことだと思うし、言葉を通して日本の文化などにも興味を持ってもらえたら、というのは素直な親の願いです。
娘を見ているとあまり言葉に壁を感じず覚えるのも楽しそうなので、この調子だったらもし日本人のお友達ができたら日本語も伸びるだろう、とこの補習校の話を知った時はとにかく嬉しかったわけです。
ところが説明会に行きそこで娘と数分のテストを行った判定で「入学困難」と伝えられました。
これはあくまでも「判定」で入学可否ではない、ということで希望であれば再度の面接が可能ということですが、このやり取りの中で入学に必要なのは結局は日本語力なんだ、という印象を受け、だとしたら2,3週間後に再度面接をしたところで何が変わるんだろう、という失望感に襲われました。
日本語を学ぶきっかけになれば、、という淡い目的ではスタート地点にも立てないんですね。
学校の教育方針である「それぞれの子供の背景を理解、尊重し配慮する」というのを私は間違って捉えてしまったんでしょうか。
複数の言葉を同時に覚えていくには家庭でのサポートが必要、というのはわかります。放っておいて勝手に覚えていくわけでもないんですよね。親もかなりの努力が必要です。
ただ、「学校」とか「友達」の話す言葉の影響力はすごいです。
ブラジルで学校に行き出した時のポルトガル語の伸び、アメリカで学校に行き出してからの英語の伸び。「日本語は?」と嫉妬するほど友達同士で遊びの中で自然と楽しんで覚えることに勝るものはないなぁと実感したものです。
その上での家庭でのサポート、と私は思っているので、最初から日本語がわかっていないと入れないような学校はそもそも私が考えているものと違うな、と感じたので恐らく入学は許可されたとしても無いと思います。
正直言うと非常に残念で仕方ありません。
本当は入れてあげたかった。
日本語のこともそう、日本の学校、文化もそう、お友達も、、。
楽しいか楽しくないかは入ってみて本人が感じることですが、その可能性があるんだったらとりあえずはやらせてあげたかった。
それを私が今決めていいのか、というところで胸がえぐられる想いです。