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【ネパール】2020年はネパール観光年(Visit Nepal 2020)

春日山 紀子

春日山 紀子

ネパール特派員

更新日
2020年1月1日
公開日
2020年1月1日
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元日の今日、カトマンドゥにある国立競技場にて、夕方から夜にかけて約5時間に渡る開幕セレモニーが行われました。

大統領・首相・観光相参列のもと、軍や警察・各種関連団体による音楽や踊りのパフォーマンスあり、パレードありの盛大なイベントとなりました。

マスコットであるイエティのお披露目も。

ネパールの扉を開いた英雄たち、というスライドショーでは、ネパール観光に功績を残した数々のネパール人・外国人の方たちに混ざり、日本人では、1972年にエベレスト街道シャンボチェ(標高約3880m )にエベレストビューホテルを建てた(先日お亡くなりになった)宮原巍さんや、1975年に女性で初めてエベレストに登頂した故・田部井淳子さんのお名前もあり誇らしく感じました。

イベント終盤では、ランタンが夜空に舞い、最後には、ネパールの人たちが一つになれる「Yo maan ta mero nepali ho」の歌とたくさんの花火で盛り上がりました。

(「Yo maan…nepali ho」は「どんなときもどこにいても何をしていても、自分らはネパール人なのだ!」というシンプルながらも胸を打つ歌詞で、最近では2015年ネパール大地震後・新憲法公布・燃料危機などネパール国民の絆が必要になった時、群衆から自発的に沸き上がり胸が熱くなった歌でもあります)

2020ネパール観光年では観光客200万人突破を目指す!という目標のもと始まった観光年。しかし、カトマンドゥ空港の滑走路利用渋滞による離発着遅延、トレッキングルート上のロッジ不足他、受け入れ態勢は脆弱で、一部の関係者を除き、旅行者や旅行業界関係者にとって何のメリットがあるのかよくわからないのも実情です。

ですが、まあ、そんなことは置いておいて、こうやってネ人たちが一体となって盛り上がる姿を近くで感じると、なんだか嬉しくなるのでした。

なにはともあれ、ヒマラヤからジャングル、寺院、お釈迦様生誕地、文化も習慣も違うたくさんの民族、小さな国ながらもたくさんの魅力を持つネパールに、是非足をお運びください!

おまけ:競技場の横にあるショッピングモールのスクリーンにもイベントの様子が映し出されていました。

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