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ヨーロッパでスキーといえばスイスやオーストリア、イタリア、フランスなどが有名かと思います。
けれど、実はブルガリアにも有名なスキー場があるのをご存ですか?
日本では全く無名かと思いますが、ヨーロッパの中ではブルガリアは隠れたスキースポットなのです!
ブルガリアの有名なスキーリゾートとしてはバンスコ・ボロヴェッツなどが挙げられますが、ソフィアにも手軽に楽しめるスキー場があります。
今回はアクセスの良さ、中心地からの近さが魅力で、ヴィトシャ山にあるソフィアのスキー場のご紹介をしたいと思います。
ソフィアのヴィトシャ山のゲレンデ:アレコ
山に囲まれたソフィアですが、そんなソフィアを代表する山がヴィトシャ(Vitosha)山。
ソフィア中心部からアクセスしやすいゲレンデは、ヴィトシャ山にあるアレコ(Aleko)というスキー場です。
このスキー場はヴィトシャ自然公園の一部で、夏にはハイキングをすることもができます。
(ヴィトシャ自然公園に関する記事はこちらをご参照ください)
ブルガリアでは12月〜3月頃がスキーシーズンで、毎年積雪量に応じてスキー場のオープン期間が変わります。
2019・2020年冬は12月21日から、終了時期は積雪量などによるため未定。
ちなみに昨年度は4月7日まででした。
ブルガリア人のスキーインストラクター曰くスキーのおすすめ時期は2月、3月だそうです。
ただし今年は温暖化のため積雪量が少ないとのことだったため、訪れる前に公式サイトをチェックすることをおすすめします。
スキー場:アレコへのアクセス方法
アレコに行くには車で行く方法とリフトを利用する方法があります。
リフトの運行は週末のみ、平日は車(レンタカーもしくはタクシー)にてアレコまでアクセスすることが可能です。
なお週末リフト運行中はアレコへの車でのアクセスが制限されおり、11時から14時は車道を警察が封鎖しているのでご注意ください。
リフト利用の際はSofia Ring Mallというショッピングセンター付近にあるSimeonovoというリフト乗り場を利用します。
(リフトに関する詳細はこちらの記事をご参照ください)
ゴンドラ型のリフトに乗って揺られること約30分。3回目の停車(終点)で降りるとそこにはスキー場が広がっています!
スキー場アレコ:レンタル・スキー教室などサービスは?
ゴンドラを降りてリフト降り場の出口をでてすぐ横にレンタルショップがあります。
こちらでスキー板&ストック・ブーツはレンタル可能ですが、ウェアや小物類のレンタルはありませんのでご注意を!
ウェアは各自ご用意ください。
サングラス・帽子などはレンタルショップの目の前で販売もされているので、忘れた場合などには利用可能です。
レンタルショップにはスキースクールも併設されていて私の息子(5歳)はスクールに入りました。
またこのレンタルショップ内にコインロッカーがあり、受付でお金を払って鍵を受け取って利用することができます。
日本では近年スキーよりもスノーボードを利用する人が多い印象ですが、ブルガリアのスキー場では圧倒的にスキーを楽しむ人が多いようです。
スノーボードをしている人は技を決めたりパイプの上を滑ってジャンプしたり、私から見るとかなり上級者という印象です。
またリフトが日本でよくあるベンチ式のリフトではなくT字バーのようなリフトや、ロープに捕まって行くタイプのリフトも多いのでスノーボーダーたちは利用が難しいらしく、地道に板を抱えて登っていました。
スキー場:アレコのレストラン事情
スキー場といえばお昼ご飯なども気になるところ。
けれどご安心ください、アレコには3ヵ所のレストランがあります。
一軒目はゴンドラを降りてすぐのスキーレンタルショップの横、2軒目はその斜め向かい側にあるロッジ。
この2軒はセルフサービスの食堂のようなイメージ。
メニューはおもにブルガリア料理。サラダやキョフテ(ブルガリア版ハンバーグ)、スープ、トマト煮込みなどがあり、チーズケーキや水切りヨーグルトなどのデザートもあります。
味はスキー場とは思えないほどおいしく、日本人の口にも合います。
市民に親しまれているブルガリア料理が食べたい方にはおすすめです。
そして3軒目はメインのゲレンデを通り過ぎたところにあるゲストハウスMotenに併設されたレストランです。
Motenはおいしいレストランとしてソフィアに住む人々にもよく知られているので、もし訪れる機会があればぜひ行ってみてください!
ちなみにスキー場にはATMもあり、レンタルショップ・レストランともにクレジットカードの利用が可能です。
今回はソフィアから気軽に行けるスキー場・アレコについてご紹介しました!
冬にブルガリアに訪れる方はぜひ一度お試しください。