キーワードで検索
こんにちは。南オーストラリアから さくら麻美です。
アデレードから約700㎞離れた町、マグロの名産地ポートリンカーンでTunarama Festival(ツナラマ・マグロ祭り)が行われました。
↓漁港には釣りをする銅像が飾られています↓
この町はオーストラリア国内でも有名なマグロの産地。
年に一度、にぎわうのが2020年で59回目を迎えるこのフェスティバル。聞くところによると、クリスマスよりもにぎやかだとか。
漁港沿いの公園に移動動物園やステージが仮設されていました。
一番子供たちが楽しみにしているのが Bendigo bank street processionといわれる仮装行列。
衣装を身にまとった人たちが見学している子供たちにお菓子を配ります。
漁港ならではのこんなフロートも
中古車が好きな人が多い町のようです。
このフェスティバルの目玉は、サーモン投げ・マグロ投げ。10㎏の魚の形をした重りを投げ、一番遠くに飛んだ人が優勝です。
昔は、投げるのに本物のサーモンとマグロを使っていたそうですが、臭いなどの問題があって今はこのような重りで代用しているのだとか。
女性は11.3m、男性は24.7mが総合で一位となりました。
会場が変わり、こちらはPoleGripping(ポールグリッピング)、滑りやすいポールを身体で滑らせながら先頭に進んでいくというもの。
滑り落ちずにポールの先端まで進んでいかれた人が優勝です。簡単そうに見えて難しい、ほとんどが真ん中くらいで落ちています。
手作りボートレースコーナー:与えられた材料でボートを規定時間内に作り、それを実際に走らせるというもの。
すでに作り終えて、レースまで乾かしているところです。
ビーチにはチームができたボートを並べています。
スタートの合図とともにチームそれぞれのボートを担いで海へ。水が入ってしまったボートや漕いで沖へでているチームなどさまざま。
ステージではポートリンカンの太鼓クラブの方が太鼓の披露、アジア人の少ないこの町では太鼓が人気でした。
屋台のハンバーガーはマグロのステーキ入り、お肉に比べると割高なマグロをこうしてステーキで食べられるのはこのイベントならでは。
真夏のオーストラリア、今年初登場のランタンパレード、一部はアデレードから運んできたそうです。
最後には爆竹がなったりと、夏の風物詩を感じさせるパレードでした。
このフェスティバルの人気は花火。年末にも花火が上がるのですがこちらの方が規模が大きいとかでたくさんの人が早くから上がるのを待っていました。
2020年に初めて参加したマグロ祭り、日本のお祭りとはちょっと違うものが多くて楽しめました。
日本で見かけるオーストラリア産は、このポートリンカーンから運ばれたマグロかもしれません。
【取材協力:Tunarama事務局、photo & txt さくら麻美】