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タイ・バンコクで広がる環境問題への取り組み~マイバッグ、マイボトル、マイストロー

Taeko

Taeko

タイ特派員

更新日
2020年2月7日
公開日
2020年2月7日
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皆さま、サワディーカー。

新型コロナウイルスによる肺炎への懸念で、タイ・バンコクでも多くの人がマスクを着用するようになり町中の雰囲気も以前と少し違って見えます。今回は最近のタイ・バンコクで見られる変化のひとつ、環境問題への取り組みについて書きたいと思います。

●タイ・バンコクで購入しやすくなってきたマイバッグ

1月15日付の記事( こちら )で、2020年1月1日からタイ・バンコクにおいて、多くのショッピングセンターがレジでのビニール袋の提供を停止したこと、2022年までに主要な使い捨てプラスチック製品の使用を禁止するという方針があったことを紹介しました。

開始当初はマイバッグを持ってきていないためにレジ付近で困っている人をよく目にしました。最近はタイ・バンコクのスーパーやコンビニエンスストア、市場など、至るところでマイバッグが販売されるようになり、困っている人を見かけることは減りました。

多くのスーパーで、それぞれユニークなエコバッグ販売コーナーが設置されるようになりました。

また、私が比較的よく行く市場(タイ語:タラート)でも、例えば中華街・サンペンレーン市場やシーナカリン大学で火曜日と木曜日の午前中に開催される市場(通称:カタラ、モクタラ)でも、さまざまなエコバッグ(1点40~60バーツ程度)が販売されるようになりました。

日本でもたくさん売られているかもしれませんが、タイ旅行・タイ生活中に自分の好きな柄や形のエコバッグを探したり、友達へのお土産やプレゼントにするのもいいかもしれませんね。実際に私は年末、タイ人の知り合いから「1月1日から、多くのショッピングセンターでプラスチックバッグがもらえなくなるから」と、エコバッグをもらいました。

●マイバッグだけにとどまらない環境問題への取り組み~プラスチック製ボトルやストローからの脱却

〇多くのお店で販売されるようになったボトルや水筒

ショッピングセンターや市場では、かわいいボトルやかっこいいボトルなどのマイボトルの持参を推奨しているかのように、ボトルの販売も積極的に行われているように感じます。

カフェレストランでも、オリジナルボトルの販売を目にする機会が増えました。例えば、スターバックス・タイランドでは以前からマイボトルの販売がありますが、安価なリユース可能ボトルの販売を開始したり、マイボトルを持参する人へのドリンク代※を割引するキャンペーンを行い、環境にやさしい行動への普及啓発をしています。マイボトルは、スターバックス製品でなくても大丈夫です。

※スターバックス・タイランドにおいて、マイボトル利用者には通常10バーツの割引がありますが、2020年2月19日までの毎週水曜日は20バーツの割引があります。ただし、ほかのプロモーションとの併用は不可です。

さらに2020年1月6日から、プラスチック製ストローを生分解可能およびFSC認証を取得した紙製ストローに切り替えるなど、環境問題への積極的な取り組みがみられます。

〇マイストローを使用しやすい環境も!

最近はストローのみならず、ストローを綺麗に洗える専用タワシ※の販売もあり、マイストローを積極的に使おうと思える環境が整ってきました。

※BTSアソーク駅直結の「ROBINSON(ロビンソン)」で撮影。

●最後に

以上は一部の紹介ですが、ほかにも多くの環境問題への取り組みが行われるようになってきました。プラスチック製品の使用が多いタイ・バンコクゆえに、プラスチック製のごみは減らしていけるはずです。より多くの人が自分に何ができるのかを考えることで、さらなる進展が期待できると思っています。私たちがすぐにはじめられることとしては、マイバッグやマイボトルを使用するほか、旅行時には使い捨てのカップではなくグラスやカップで提供のあるお店を選ぶことを念頭に置いて行動するのもよいかな、と感じます。

それでは、皆さま、サワディーカー。

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