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私がスリ被害にあった体験談です:こんな手口に要注意!

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2020年2月16日
公開日
2020年2月16日
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イギリスに住むようになってはや25年以上が過ぎましたが、その間に2回スリに遭った経験があります。1度めはロンドンの店の中、2度目はスペインのバルセロナに行ったときの路上でのことでした。

自分にスキがあったことはとても自慢できないけれど、これを読んでくださる方がヨーロッパ旅行をする際の注意点として、参考になれば幸いです!

まず人生最初のスリ被害はカジュアルファッション・チェーンの某店舗で、そのときはリュック型の皮革バッグを背負っていました。すると背後に数人、ティーンエイジくらいの女の子たちが欧州他国の言葉で喋りながら、同じコーナーにある服を物色している様子……。というか、私はてっきりそうだと思ってたので、まったく警戒していなかったのです。

そのとき私が見てた服のコーナーがたまたま店の隅にあったので、背後の女の子が近くにいるのは、そのスペースが狭いせいだと気にしてませんでした。ところが会計のレジに商品を持って行って、さて支払おうと思ったら財布がない! そこで初めて彼女らがスリだったと分かったけど、あとの祭り。痛い学習になりました。

あとほかの方々からの経験でよく聞く手口は、電車での乗り降りの際や、エスカレーターで背後からというもの。そこでバックパック派の私(ショルダーだと肩が凝ったり背骨の歪みで腰痛になりがちなので)は、他人から手の届くポケットやジッパーの中には貴重品は入れないようになりました。

だから先日バルセロナでスリに遭ったときも、盗られたのはリップクリームやティッシュなどが入ったビニールポーチだけ。それは貴重品じゃないから前面ポケットに入れてたんです。でもスリはスリ、やっぱり気味悪いですよね。しかもバルセロナでは店内や駅じゃなく、路上でした。

というのも、その日はスペインでも珍しいほどの暴風雨の悪天候。傘を吹き飛ばされないよう必死に歩いてたのですが、途中で歩行者信号が赤になったため立ち止まり……暴風雨がひどくて人の気配など感じなかったけど、盗られたのは絶対そのとき。というのも歩いていたのは約10分間、立ち止まったのはそのときだけでしたから。

そのあとのバルセロナ滞在中は、ちょっとカッコ悪いけど外国人旅行者になり切って「バックパックを前(お腹側)にかける人」になった私……。こんな失敗談を参考にして、安全な旅行を楽しんでくださいね!

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