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【新型ウィルス対策のため、中止になりました】
1月は行く、2月は逃げるといいますが、もうすぐ雛祭りですね~その3月3日は「耳の日」でもあるんですよ。
ということで、3月1日(日)に甲府駅北口広場で開催される第6回「手話まつり」のお知らせです。
写真は、2019年の手話まつりの様子。楽しそうですね。
手話は聴覚障害を持つ方がおもに使う言語でありコミュニケーションツールですが、「手話まつり」は、耳が聞こえる方も聞こえない方も、みんな一緒に手話で楽しくふれあおうというお祭りです。
こちらは、甲州弁の語りが楽しめる手話劇「七度狐」を演じるNPOのみなさん。写真は10月に高齢ろう者を迎えて開催したイベントのときのものですが、コミカルで思わず笑ってしまうおもしろさでした。
こちらは2019年、世界の終わりの「サザンカ」を手話で歌った身延山高校手話コミュニケーション部の皆さんです。2020年は、人気の「パプリカ」を披露してくださるそうです。
そしてこれ! ノリにノッてますね~「YMCA」を手話を交えて踊ってるけど、それにしてもこの身体じゅうYMCAになっている人、だあれ?
ご紹介しましょう。「NPO法人楽しく笑って人生を過ごす山梨手話の会」理事長、遠藤なおみさんです。
手話通訳士の資格を持ちテレビで手話通訳もされていた遠藤さんに、インタビューしてみました。
〈手話を始めたきっかけは?〉
大学の入学式で隣に座った女性が聴覚障害者で「わたしは耳が聴こえないの。何かいっていたならごめんね」とわたしの口もとを見ながら答えてくれました。そして「幼稚園から高校まで普通学校に通ったけど勉強がとてもたいへんだった。だからわたしと同じように耳の聞こえない子供たちのために先生になりたい」というのを聞き、雷に打たれたかのように驚き感動して、すぐに手話を覚えようと思いました。
〈手話教室がおもしろくて楽しみの生徒さんが多いとか〉
根っから、人を笑わせるのが好きなんです。「楽しく笑って人生を過ごす」というNPOの名前通り、聴こえる人も聴こえない人も楽しく笑ってコミュニケーションがとれるようになればと思っています。
〈NPOの活動について〉
東日本大震災発生時、情報を得られず逃げることができなかった聴覚障害者のために「何かしなければ!」という強い思いに駆られ、NPOを立ち上げました。高齢ろう者のネットワーク作りに特に力を注ぎ、手話の普及のための活動をしています。
〈手話に出合ってよかったことは?〉
手話を通じての出会いの数々が、大切な宝物です。手話に出合わなければ今の自分はありませんでした。これからも出会った方と日々の小さなやりとりを大切にしていきたいです。
遠藤さんに、手話の「ありがとう」を教えていただきました。
まず胸の前で手の甲を上にした左手の上に右手をクロスさせます。
そしてその右手を上に上げます。お相撲さんが賞金をもらうときに手刀を切る仕草からきているそうです。
遠藤さんの表情は、ありがとうの「とう」の部分を口で表しています。聴覚障害を持つ方は、読話といって口の動きを見て言葉を読み取ることも多いそうです。
でも基本的には、「ありがとう」という気持ちを込めた表情をすることが大切だとか。
〈誰もが英語で「サンキュー」といえるように、誰もが手話で「ありがとう」ができる社会にしたい〉
そんな思いを持って活動されています。
なにはともあれ、「手話まつり」観に行ってみませんか。
手話を知らない方も、もちろん参加できます。
「手話エンターテイメント発信団oioi」のライブもありますよ~参加は無料です。
手話の世界に触れて、ちょっとだけ覚えて、一緒に楽しく笑っちゃいましょう♩
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【第6回手話まつり】
・開催日時: 2020年3月1日(日)11:00~15:00
・参加費: 無料
・開催場所: 「よっちゃばれ広場&ペデストリアンデッキ」JR甲府駅北口駅前広場
・住所: 山梨県甲府市北口2-2-1
・開催スケジュール: 11:00~ オープンセレモニー「甲州ろうあ太鼓」/11:30~ 開式 NPOメンバー「甲州語り&手話劇」、身延山高校手話コミュニケーション部「パプリカ♩」、能満寺・親子手話教室「手話劇&手話ポエム」/13:30~ 手話エンターテイメント発信団oioiライブ
■主催「NPO法人 楽しく笑って人生を過ごす山梨手話の会」
・お問い合わせ先: 山梨手話の会理事長遠藤なおみ、携帯(090-8587-7096)/電話FAX(055-279-0775)
・メール: info@tanoshiku-syuwa.net
※手話教室もやっています(ホームページをご覧ください)。
・URL: http://www.tanoshiku-syuwa.net/
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(写真は「楽しく笑って人生を過ごす山梨手話の会」、身延山高校ほか、出演者の皆さまの許可を得て掲載しています)